舞台となる九文学園の生徒や先生はおろか、なぜか近隣の商店街からも集まる「お悩み」に、様々なジャンルの代表がスペシャルな答えを示していくという『人生相談テレビアニメーション「人生」』。しかし、代表といいつつ実は「第二新聞部」部長の「二階堂彩香」が独断で集めた人材なので、なかなか有効な答えは出てきません・・・。今回ご紹介する「鈴木いくみ」は、回答者達の中で「体育会系」代表。元気なポニテ少女です。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■アホの子
いくみは体育会系らしく、お悩み相談への回答も直感的。感覚重視のアホの子です。基本的にはなんとなくノリでどうにかなるという回答が多く、「遠藤梨乃」や「九条ふみ」など他の仲間達からは呆れられています・・・。しかし、その直感的な回答が的を射ていることも。そして、アホで直情的ですが積極的かつ社交的でもあります。いわば第二新聞部の行動隊長であり、物語を動かしていく役割も担っているのです。
■常人を超えた運動・感覚能力
いくみは非常に運動能力の高い子で、いくつもの運動部をかけもちしています。どんなスポーツも得意なようですが、本人はプロレスが好きなようで、腕ひしぎ逆十字を得意技としています。１話の水風船対決では、不意打ちで落ちてくる水風船の群れを感覚だけで避け、そして梨乃やふみの体操服を透けさせるというすばらしいファインプレーを見せました。
感覚の鋭さは時に超人レベルで、スイカ割りで目隠しして正確にスイカの位置を感じ取ったり、犬なみの嗅覚でエロDVDや盗まれた女子体操着を探し出したりもします。
■憧れのヒーローコガネン
いくみは幼い頃に見た地元商店街ヒーロー「コガネン」に憧れています。しかも、高校生になってからも、コガネンは本当に悪と戦うヒーローだと思い込んでおり、コガネンの中の人である飯田さんは仮の姿だと信じています。そんないくみのために、商店街の人達は特別に、集めるとコガネンに会えるポイントカードをあげ、ポイントがたまると飯田さんがコガネンの扮装で会ってあげていました。
実はいくみが運動に励むことになったきっかけもコガネンのショーを見たおかげ。いくみは、コガネンから一生懸命やることの大切さを学んだのでした。アホではありますが、純粋で一途な良い子なのです。ちなみにいくみがコガネンにこだわるのは、“３年前に亡くなったおじいちゃんと一緒にショーを見た”という大切な思い出があったからでもあります。
■お菓子好き
この作品は実は駄菓子メーカーの菓道とやおきんが協力しており、作中には「うまい棒」や「キャベツ太郎」など、おなじみの駄菓子が出てきます。それらの駄菓子をいつも持ち歩き、これみよがしに画面に表示する非常に重要な役がいくみです。部室ではよく駄菓子を食べているのにスリムなのは、やはりいつも無駄に動いているからなのでしょう。
■実は女体が好き？
いくみは女の子とのスキンシップが多いです。ふみのおっぱいをなでたりもんだりと堪能しつつ赤面したり、梨乃がみなぎっているときに抱きついて、なだめるふりをしておっぱいをさわったり・・・そんな所業を繰り返しています。お悩み相談ではよく意見が衝突する梨乃ですが、人間的には嫌っていないらしく、なにかというと抱きついたり制服の中に手を入れたりしています・・・。
放送当初、あまり目立つ存在ではなかったこの作品に、少しずつ人気が出ていったのは、いくみの天真爛漫で屈託のないかわいらしさによるところが大きく、回答者メンバーの中でも一番人気があったように思えます。ぺったんなのに（？）。実際のところ、アホなのにイラっとせず、見ていると微笑ましく思えるようないくみのようなキャラは貴重ではないでしょうか。そのままのピュアでアホの子でいてほしいですね。
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★記者：玄Kuro（キャラペディア公式ライター）
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