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 フランス、パリで女性が連れているペットに多くの注目が集まった。とにかく大きくて、オオカミのように見えるのだ。

 オオカミなのか、ウルフドッグなのか?その犬はとても従順で、女性が立ち止まるとガードするようにあたりを見回していたという。

 最強のパートナーである、この動物の正体に迫っていこう。

【画像】 パリで女性が散歩させていた巨大なペットの正体は?

 フランス、パリでペットを散歩中の女性が多くの通行人の目を引いた。連れている動物が犬ではなく、オオカミのように見えたからだ。

 女性が小柄なのかどうかはわからないが、とにかく大きい。だがとても従順なようで、女性から離れることなく寄り添って歩いている。

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 この巨大なペットを飼いならし、完全に制御している女性もすごいのだが、やはりその大きさにはびっくりするし、本当にオオカミそっくりだ。

 実際この犬は、オオカミの血が混じったウルフドッグであるという。

[もっと知りたい!→]ロシアの国境を守るために作られた、ロシア軍所属のハイブリッド・ウルフドッグ「ヴォルコソブ」

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オオカミそっくりな「チェコスロバキアン・ウルフドッグ」

 news18が報じたところによると、この動物は、チェコスロバキアン・ウルフドッグだという。

 チェコスロバキアン・ウルフドッグは、ウルフドッグの中でも特にオオカミと外見がそっくりなのだそうだ。

 1950年代に、チェコスロバキア(現在のチェコ共和国とスロバキア)で生み出されたウルフドッグ種で、軍の特殊部隊によるプロジェクトの一環として進められたという。

 目的は、愛情深く学習能力が高いジャーマン・シェパード・ドッグの優れた訓練能力とオオカミの強靭な体力、持久力を組み合わせることで、理想的な軍用犬を作り出すことにあった。

 そのプロセスでは、ヨーロッパのカルパティア山脈地域に生息する狼の亜種、カルパチアン・オオカミとジャーマン・シェパードの間で交配が行われ、成功した交配種が誕生すると、それ以降、遺伝的特性を安定させるための選択育種が続けられたという。

 この犬種は、外見がオオカミに似ているだけでなく、高い知性、忠誠心、そして驚異的な体力を持っていることで知られている。

 チェコスロバキアン・ウルフドッグは、軍や警察の仕事だけでなく、検索救助、狩猟、そして家庭での忠実なペットとしても非常に人気があるという。

・合わせて読みたい→すごく巨大です。オオカミの血を色濃く残すウルフドッグ。一緒に写った女性との大きさ比較(アメリカ)

 この動画がXにポストされると、「パリで強盗にあわない人がいる。ウルフドッグを連れている女性だ」、「見ているだけでも怖いのに、この女性すごい」などの声があがった。

 また、リードのついていないウルフドッグを見た人もいたようだ。この女性はさっきの女性と同じ人物かな?

Written by parumo

 
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でかいわ!オオカミか?パリで女性が連れているペットにネットが困惑