人気アニメ『ドラえもん』の野比のび太の声などを演じていた声優の小原乃梨子さんが12日に死去していたことが23日、所属事務所「81プロデュース」の公式サイトで公表された。88歳だった。Xでは、ファンから悲しみの声が相次いでいる。
■所属事務所が報告
所属事務所では、公式サイトで「弊社所属俳優 小原乃梨子 儀(本名 戸部法子)令和6年7月12日 病気療養中のところ薬石効なく、88歳にて永眠致しました」と報告。
「葬送の儀につきましては、ご遺族の意向により親族のみにて執り行われました。ここに生前の御厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします」としている。
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■『タイムボカン』シリーズの女ボスも
小原さんは子役として活動し、高校卒業後に芸能界入りして女優として活動。1950年代から洋画の吹き替えを務めるようになり、1960年代から次第にアニメ声優として活躍するように。
『アルプスの少女ハイジ』のペーターや、『未来少年コナン』のコナンなどのほか、『ドラえもん』では、1979年から2005年までの26年間にわたり、困ったことがあるとドラえもんに泣きつくのび太の声を愛らしく演じて親しまれた。
また、『ヤッターマン』のドロンジョなど、タイムボカンシリーズでは悪の女ボスを演じ、子分をなじる際の「スカポンタン」というセリフもおなじみとなっていた。
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■「言葉が見つかりません」「寂しい」
長く親しまれてきた小原さんの訃報に、Xでは「小原乃梨子さん」「ドラえもん」「ドロンジョ様」「ペーター」「未来少年コナン」などの関連ワードがトレンドに。
「私にとってのドラえもんと言えば『大山のぶ代さん』と『小原乃梨子さん』。2人の掛け合いは何年経っても忘れません。ご冥福をお祈りします」「残念です。言葉が見つからない」「誰もが知ってる昭和アニメの名作に数多く出演されていたので寂しい」と悼む声が寄せられた。
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■幅広い演技に驚き
また、「40歳の私にとってのび太は小原さん」「か弱い男の子でもあるけど、やる時はやる力強い声ものび太らしさ全開で大好きでした」「小原乃梨子さんの演じるのび太くんは優しくて時にカッコよくて大好きでした」と懐かしむコメントも。
「涼やかな少年の声とミステリアスな大人の女性の声の演技が素敵でした」「子供心にのび太くんとドロンジョ様が同じ人の声と知って驚いたなあ。声の性別は決めつけなくていいんだと思ったんだよね」「のび太くんそしてドロンジョ様、ホント子供時代を楽しくさせてもらった。ありがとう」と思いを馳せる人も見受けられた。
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