40年前に放送されていたスーパー戦隊シリーズ「ゴレンジャー」。アカレンジャーは熱血リーダータイプ、アオはクールでクレバー、キは大食いのムードメーカー、ミドリは子分タイプの愛されキャラ、モモは女性で男勝り、小器用なスペシャリスト。五者五様のキャラクターを持つ5人のレンジャー、自分に置き換えたらどのレンジャーか聞いてみました。
■自分は何レンジャータイプ?
・アオレンジャー 93人(27.8%)(男性64人:女性29人)
・キレンジャー 77人(23.0%)(男性28人:女49人)
・ミドレンジャー 59人(17.6%)(男性32人:女性27人)
・モモレンジャー 55人(16.4%)(男性1人:女性54人)
・アカレンジャー 24人(7.1%)(男性18人:女性6人)
クールでクレバーなアオレンジャーがトップになりましたが、驚きなのが男性キャラにもかかわらずキレンジャーが男性を女性が上回った点。それでは皆さんが選んだ理由を見ていきましょう。
■熱血リーダータイプ「アカレンジャー」
・「リーダータイプだから」(男性/50歳以上/その他)
・「いつも皆の真ん中にいると思うから」(男性/31歳/機械・精密機器)
・「考えるよりも行動が先だと思うからクール系のキャラよりは熱いか元気なキャラかなと思ったから」(女性/24歳/小売店)
・「おいしい所を持っていく」(男性/35歳/小売店)
アカレンジャーを選んだ方は、グループのリーダー、中心人物である自覚がある方が多いようです。自覚があるからこそ責任感も強いのかもしれませんね。
■クールでクレバータイプ「アオレンジャー」
・「目立たない補佐役があっているから」(女性/50歳以上/電力・ガス・石油)
・「決して目立つわけではないが、たまに主役になる」(男性/23歳/団体・公益法人・官公庁)
・「クールに見せようとするが、ときどきとんでもないへまをする」(女性/28歳/金融・証券)
・「赤みたいに、全面に出たくない。敵が弱ったところでとどめをさしておいしいとこどり」(男性/36歳/機械・精密機器)
リーダーにはなれない、なりたくないけどNo.2でありたいという方が多くいました。参謀や軍師のようにトップの傍らに立ち補佐をするのが向いているという意見が多数。
・「食いしん坊な印象があるから」(女性/24歳/食品・飲料)
・「お笑い担当だから」(女性/32歳/情報・IT)
・「目立たないけれども、裏では頑張っているからです」(女性/31歳/その他)
・「カレー好きだし、デブっているし。チョイおちゃらけだから」(男性/47歳/電力・ガス・石油)
男性より女性が多く選んだキレンジャー。全体的に「食いしん坊」という理由が多く占め、無責任でいられるからポジション的に楽という意見もありました。
■子分タイプの愛されキャラ「ミドレンジャー」
・「可もなく不可もなく大した取り柄がないから」(女性/28歳/人材派遣・人材紹介)
・「冴えないところが」(男性/41歳/食品・飲料)
・「三枚目的なポジションが落ち着くので」(男性/30歳/情報・IT)
・「目立ちたがり屋だから何かと活躍しようとするけど、結局パッとしなくて全体から見たら何をしてるのかよく分からない人だと思うから」(女性/23歳/マスコミ・広告)
男女ともに目立ちたくないから、影が薄いからなど、なぜかネガティブな意見が多く見られたミドレンジャー。とはいえゴレンジャーでも選んだみなさんの仲間内でもいなければ成立しないポジションだと思います。
・「男の中に紅一点で混ざることが多いので」(女性/29歳/その他)
・「みんなのヒロインでありたい」(女性/50歳以上/機械・精密機器)
・「女子だから。ぶりっこキャラは楽だから」(女性/31歳/情報・IT)
・「おまけ」(男性/47歳/医療・福祉)
モモレンジャーのキャラというよりも、女性が男性に混じっている方が楽という周囲の環境からモモを選んだ方も多くいました。
そして唯一の男性の「おまけ」という意見。おまけを目的に商品を買う人もいますから、その場合は主役ですね。
ところで、実は上記の5キャラ以外の回答をしてくれた方もおり、続いてはその少数派を紹介します。
■少数派の意見
・敵「あまのじゃくだから」(男性/36歳/機械・精密機器)
・後方支援「イケメンでない」(男性/50歳以上/警備・メンテナンス)
・博士「作っている側っぽい」(男性/24歳/その他)
・逃げ惑う一般人「目立つことが嫌いだし、戦うのもしたくないから」(女性/30歳/医療・福祉)
自分の立場から見て、沿うキャラを選んだようです。確かにゴレンジャーも上記のキャラあってのヒーローですよね。
さて、いかがだったでしょうか? 遠慮もあるのかもしれませんが、アカ(主役)を選んだ方が圧倒的に少ないのが印象的でした。目立ちたくないという意見も多く、堅実にいい意味で地味に生きていきたいという方々の考え方が反映されたアンケートではなかったでしょうか?
文 佐藤充
調査機関:2015年5月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:社会人334件
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