
夜にインターホンや玄関ベルが鳴ったら誰だって驚くだろう。しかも2回だ。物騒なアメリカならなおさらのことだ。
アリゾナ州に住むアマンダさんは、玄関ベルが2度鳴ったのを聞き恐怖に震えた。そこで玄関に設置されているカメラの映像をスマホから確認することに。
するとそこには、とてもかわいらしくて毛むくじゃらの訪問者が3人(3匹)が玄関前で待っていたのだ。
アリゾナ州に住むアマンダさんは、ある日の午後9時半頃、玄関ベルが鳴ったことに気が付いた。1度ではなく2度鳴ったのだ。
夜の訪問者といえば犯罪の影が見え隠れするのはテレビドラマや映画などでおなじみの設定である。もしかしたら隣人が危機を知らせに来たのかもしれない。アマンダさんは恐怖に震えながら、ドアベルの監視カメラ映像を確認した。
するとそこには3匹の猫たちの姿が。ベルを鳴らしていたのは猫だったのだ!
個人で猫の保護活動を行っていたアマンダさん
実はアマンダさん、地元の野良猫の保護活動を熱心に行っており、近所ではよく知られた存在だ。
彼女は個人でTNR活動(不妊・去勢手術を行い、地域猫として飼い主のいない猫の面倒を見る)を行っており、猫たちに餌や水を与えている。
個人でこの活動を行うことは、経済的にも精神的にもとても負担を強いられるが、放っておけばどんどん増えていき、処分されてしまう事実を無視することができないというアマンダさん。
映像を見るとわかるが、玄関の横には猫用の水と餌が置かれている。この2匹の猫たちは、アマンダさんが面倒を見ている子猫たちで、彼女を慕ってやってきたのだろう。
アマンダさんは3匹がちょこんと玄関の前に座っているのを見て、思わず笑ってしまったという。この子たちはアマンダさんが出てきてくれるのを待っているかのようだ。
TikTokで動画を見る
この動画がきっかけで、寄付が集まるように
猫たちの夜の訪問をとらえた動画がTikTokに投稿されるとすぐに拡散され、猫たちの無邪気な姿が多くのユーザーの心を動かしたようだ。
アマンダさんの元には、その後この子たちがどうなったかの近況報告の動画を投稿する依頼が殺到した。そして予想外のことが起きた。
[もっと知りたい!→]同じ場所で待っていた。また戻ってきてくれた男性を見て、思わず駆け寄る野良猫(アメリカ)
彼女の野良猫の保護活動を支援したいので窓口を作ってほしいと、見知らぬ人々からのコメントが殺到したのだ。
そこでアマンダさんは、Amazonのウィッシュリストを作ったところ、多くの人々が次々と物資を送ってくれたという。
「翌日にはキャットフードが玄関に届きました。うれしくて涙が出ました。とても感動しました。ネット上の見知らぬ人たちが、猫のお世話を手伝ってくれて、本当にこの子たちは愛されているんだなと感じました」とアマンダさん。
TikTokで動画を見る
Written by parumo
追記(2024/07/24)猫の数を2匹から3匹に変更して再送します。

コメント