ブラジル南部では集中豪雨が3週間も続き、史上最悪レベルの大規模洪水が発生した。リオデジャネイロ州に住むフェリペ・マットスさんの家も例外ではなく、家の中も、ふくらはぎに届くほどの水が入り込んできた。
家の中も外もすべてが水びたしの絶望的な状況だが、マットスさんはある光景をみて、すこしだけ心が癒されたという。
小魚の群れが家の中に流れ込み、きちんと並んで泳いでいたのだ。その後には1匹のカエルも泳いできた。
2024年4月末に発生したブラジル南部を襲った集中豪雨で、史上最悪ともいえる洪水被害に見舞われたブラジル南部では、広範囲で被害が発生し、23万人以上の住民が家を追われ、影響を受けている人の数は200万人を超えた。
地盤が緩んだことで今も予断を許さない状況にある。
特に被害が甚大だったのは、南部のリオグランデドスル州だが、南東部のリオデジャネイロ州にも被害が及んだ。
リオデジャネイロに住むフェリペ・マットスさんの家も床上浸水し、家の中ではふくらはぎまで水位があがった。
悲惨な状況の中、一瞬マットスさんの心を癒したものがある。それは小魚たちの群れが家の中を並んで泳いできたことだ。
小魚たちの群れに続いて1匹のカエルも泳いできたという。
マットスさんは困難な状況の中にあってもユーモアを忘れず「水族館はもういらないな」というコメントとともにこの動画を投稿した。
尚、最も被害を受けたリオグランデドスル州内の多くの被災地では、1か月近く浸水が続き、衛生状態が悪化し、感染症の拡大が懸念されている。
世界各国で洪水被害が相次いでいる。特に海や川、湖などの周辺に住んでいる人はもしもの時を考え、避難場所、避難ルートの確認及び、必要なものをすぐに持ち運べるよう準備をしておこう。
Written by parumo
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