クレーンゲーム機の景品の中に紛れ込んでいたのはなんと、野生のウッドチャック!ぱっと見だと景品のぬいぐるみの1つだと思ってしまうかもしれない。
だがじっとしていられない性分のため、ちょこまかと動き回っていたために、ぬいぐるみでないことが施設スタッフにばれてしまった。
これは大変!とスタッフは直ちに地域の野生動物局に連絡した。
【画像】 クレーンゲーム機の景品に紛れ込んでいたウッドチャック
アメリカ、ペンシルベニア州ブレア郡ダンカンズビルにある「メドウズ・ファミリー・ファン・ミニゴルフ(Meadows Family Fun Mini Golf)」という娯楽施設のクレーンゲーム内に異変を察知したのは施設スタッフだ。
その中には景品としてたくさんのぬいぐるみが入っていたのだが、動くぬいぐるみがあったのだ。
なんとそれは、野生のウッドチャック(グラウンドホッグ)だった。
じっとしてればバレなかったのかもしれないほどにはぬいぐるみ感はあるものの、性分なのかちょこまかと動いていたのだ。
ゲーム機のロックを解除し安全に保護
相手は野生動物のため、どうしていいのかわからなかったスタッフは、州の野生動物局に連絡した。
現場に到着した野生動物局のサルバドール・ザフト監視官は、クレーンマシーンの中の様子を見ていた。
最初は下のほうにいてわからなかったそうだが、しばらくするとウッドチャックが頭を出し、動き回るのを見て、「いた!ウッドチャックだ!」と状況を把握できたという。
さて次はどうやって安全に捕獲するかだ。ザフト監視官は決してクレーンゲームをプレイして取り出そうとしていたわけではないよ。
このクレーンゲームの管理は、クレーンマシーンの業者が行っているため、当局は業者に連絡し、機械のロックを解除してもらうことに。
そうしてウッドチャックを、無傷の状態で安全に捕獲することに成功したそうだ。
2匹いるわけじゃないよ。鏡に映った自分を見つめるウッドチャック。
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Pennsylvania Game Commission-Southcentral Region
このニュースは地元で話題となり、「景品としてそのウッドチャックを取り出したかった」、「ペンシルベニア州で3番目に有名なウッドチャック!」などの声が上がった。
ウッドチャック(グラウンドホッグ)はマーモットの1種で、北アメリカの広範囲に生息しており、特にペンシルベニア州など東部地域に多く見られる。
秋になると大量の食べ物を摂取し、地中の巣穴の中で冬眠に入る。
アメリカには「グラウンドホッグデー」というイベントがある。毎年2月2日、冬眠から目覚めたグラウンドホッグが、日光を浴びて自分の影を見ると、冬はまだ長引くと占われる。
written by parumo
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