トッテナムアンジェ・ポステコグルー監督が、ボーンマスから獲得したイングランド代表FWドミニク・ソランケの加入について語った。イギリスフットボールロンドン』が伝えた。

10日、トッテナムはソランケの完全移籍加入を発表。特定のクラブのみに有効な6500万ポンド(約121億8000万円)の契約解除条項が設定されていたなか、5700万ポンド(約106億5000万円)の固定額に800万ポンド(約15億円)のアドオンで取引が成立した。

リバプールでは輝けず、2019年1月に加わったボーンマスで長らく戦ってきたソランケ。チャンピオンシップ(イングランド2部相当)で得点を量産すると、昨シーズンはプレミアリーグで19ゴールを記録し、ステップアップが取り沙汰された。

複数ビッグクラブが注目するなか、ストライカー補強を優先していたトッテナムが争奪戦のトップに。ボーンマスのエースということもあり、困難な取引になると予想されたが、投資を惜しまず確保に至った。

10日にバイエルンとの親善試合に臨んだポステコグルー監督は、試合後の会見でソランケにも言及。26歳FWの加入を手放しに喜んだ。

「獲得を熱望していた選手の1人だったのは言うまでもない。獲得にこぎ着けるまで時間がかかったが、選手としての資質や、現在のキャリアの段階からすれば、我々のチームに非常に良くフィットする選手だと思う」

「彼はばっちりフィットすると思う。ファイナルサードにクオリティをもたらす選手が、チームのみならずスカッド全体で少し不足している。彼は確実にその役割を果たせる。獲得できて嬉しいし、これから1週間ほどは彼と一緒に練習する」

また、イングランド代表FWハリー・ケインが移籍して以降、ブラジル代表FWリシャルリソンの不在時に目立っていた前線の迫力不足を補えるともコメント。チームにぴったりな選手と繰り返した。

「我々が彼を選んだのは、そのポジションに求める特長を備えているからだ。我々がこの12カ月間失っていたものをもたらしてくれるはずだ。特にリシャルリソンが欠場していた間に失っていたものだ」

「リッチー(リシャルリソン)のプレーは我々にとって非常に効果的だったが、彼が欠場したとき、ファイナルサードや全てのプレーにおいて、ドム(ソランケ)ほどのインパクトをもたらす選手がいなかったのは明らかだった。だから、彼は我々にぴったりな選手だと思う」

トッテナムプレミアリーグ開幕節は19日のレスター・シティ戦。ポステコグルー監督はここをソランケのデビュー戦と思い描いている。

「彼が出場できない理由はないと思う。彼はプレシーズンのほとんどをプレーしている。ボーンマスでプレーした最後の試合で軽いケガをしたから、もちろん今週中は彼の様子を見る。だが、プレシーズンのほとんどをプレーしているから、出場できない理由はないと思う」

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