ペンシルベニア州のミニゴルフ場に設置されたクレーンゲームの中に、スタッフが“生きた景品”を発見した。多数のぬいぐるみに交じっても違和感のない姿に、「これは最高の景品だよ」などジョークを飛ばす声などが寄せられた。その可愛い正体を、米ニュースメディア『Fox News』などが報じた。

予想外の“景品”が見つかったのは、米ペンシルベニア州ブレア郡ダンカンズビルにあるミニゴルフ場「Meadows Family Fun Mini Golf」だ。同ゴルフ場に設置されているクレーンゲームの中に、スタッフの1人が本来の景品であるぬいぐるみとは異なるものが入っているのを見つけた。

驚いたスタッフは、すぐに「ペンシルベニア州狩猟委員会(Pennsylvania Game Commission)」に通報し、同委員会のサルバドーレ・ザフート管理官(Salvadore Zaffuto)が現場に駆けつけた。

サルバドーレ管理官がクレーンゲームに近づいて中を確認すると、ぬいぐるみの一部が動き、何かが飛び出した。多数のぬいぐるみの中から小さな顔を出したのは、なんと野生のグラウンドホッグ(ウッドチャック)だった。

当時の様子を撮影した写真では、多数のカラフルなぬいぐるみに埋もれるグラウンドホッグの姿が写っている。景品の取り出し口からよじ登ったと見られるこのグラウンドホッグは、出口が分からなくなり閉じ込められてしまったようだ。

自力で脱出できなくなったグラウンドホッグを救出するためクレーンゲーム会社に連絡し、ゲーム機のロックを解除してもらった。その後、サルバドーレ管理官がグラウンドホッグを捕獲し、ケガなく野生に返すことができた。

同委員会は、景品のぬいぐるみに埋もれるグラウンドホッグや、サルバドーレ管理官がクレーンゲームの中をのぞく写真をInstagramに投稿し、「遊んでいるわけではありません。捜査中です」「次は不正に景品をゲットするのではなく、専用のコインで遊んでほしいですね」と冗談を交えて報告した。

この投稿には、「ぜひこの“景品”をゲットしたいね」「寝床を探していたのかも」「本当に取れちゃったら、そのまま飼ってもいいかな?」「これは子どもたちが大興奮するやつ」「可愛いし、最高の“景品”だよ」などといった声が寄せられた。

ちなみにブラジルでは昨年5月、ある男性がクレーンゲームでぬいぐるみを獲得したところ、取り出し口から“本物”の猫が現れていた

画像は『Pennsylvania Game Commission Instagram「As a kid, do you remember the excitement and anticipation of playing the claw machine game at the arcade?」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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