初音ミク』にモーションを付けてダンスさせることが出来るフリーソフト、『MikuMikuDance』が驚異の進化をしたという。いままでキャラクターのモーションは関節ごとに面倒な作業を行い自然な動きができるまで何度も繰り返していたのだが、その手間が一気に省けるというものだ。

そう『MikuMikuDance』にモーションキャプチャー機能がついたのだ。モーションキャプチャーとは人間の動きをカメラとセンサーで捉えデータ化。そのデータをキャラクターに当てはめることにより全く同じ動きをするというものだ。しかしモーションキャプチャーには専用のスタジオや機材が必要で、数千万円もの費用が必要となる。

今回『MikuMikuDance』のモーションキャプチャーに用いるのは先日発売したばかりの、『Xbox360』用周辺機器『キネクト』だ。これはUSBになっているのでパソコンに接続して使うことも可能。早速それを解読してハッキングしたユーザーも多い。

実際にユーザーが『キネクト』の前で動くと、『初音ミク』はその通りに動く。認識レベルも申し分なく、今まで手作業でやっていた工程が数秒で終わってしまう。複雑な動きもキネクト本体を買うだけで済むのだ。

下記の動画を見てもらえばわかるが、実に良く動作していることがわかるだろう。こちらは『キネクト』のライブラリである『OpenNI』を利用して作られた物。今後も『キネクト』を利用した凄い使い道が開拓されていくだろう。

これが切っ掛けで『キネクト』バカ売れか?

MMDがモーションキャプチャーに対応(YouTube)