スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、8日のスイス戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
2024-25シーズンのUEFAネーションズリーグが幕を開け、欧州王者として臨んでいるスペイン代表は、8日にリーグA・グループ4第2節でスイス代表と対戦した。セルビア代表との第1節をドローに終えた中、デ・ラ・フエンテ監督はスタメンを4名変更。すると、抜擢されたFWホセルの先制点を皮切りに、MFファビアン・ルイスがドブレーテを達成し、FWフェラン・トーレスもゴールネットを揺らした。20分にCBロビン・ル・ノルマンが退場した後、一時は1点差に詰め寄られたものの、終わってみれば4-1の大勝を収めている。
試合の3分の2以上を10人で戦いながらも、EURO2024で8強入りを果たしたスイス代表にその実力差を見せつけたスペイン代表。振り返ったデ・ラ・フエンテ監督は「私が自慢したいことは、このチームのスピリットだ。今夜のような状況では、より誇りに思えるだろう。あらゆる意味でチームだった。この言葉で定義するのがピッタリ。我々はもっと良くなれる」と強調。さらに「興奮、誇り、そして母国のために重要なことをしているという気持ち。このチームは価値観、ハードワークの見本…」と“新無敵艦隊”と称される強さの根源を語った。
また、退場者が出た最終ラインを埋めるために、CBダニ・ヴィヴィアンを投入した中、MFペドリを下げた同指揮官は「素晴らしいプレーをしていたけど、それがベストだと思った。我々は非常によく守ったし、多くのことをうまくやったね。ラミン・ヤマルやニコ(・ウィリアムズ)だけでなく、前線には多くの選択肢がある」と披瀝。加えて「ファビアン・ルイス? 私にとって、彼はこのポジションで世界最高の選手のひとり。驚かないよ」とEURO2024から高パフォーマンスを維持する同選手にも述べている。
さらに、同試合で1ゴール1アシストの活躍を見せたFWホセルについては「みんなにとって、とても幸せなこと。彼はいつもお手本だから。このチームに加わって以来、最高のパフォーマンスを披露してくれた」としつつ、「お互いに大きな愛情を持っている。毎試合、彼はひとつのことを要求してくるのに対して、今夜は我々が求めることをすべてやってくれた。彼のゲームだったことを証明している」とスタメン抜擢に応える“結果”を出したことを称賛している。
スペイン代表は、リーグA・グループ4最初の2試合を1勝1分とまずまずの滑り出しに。10月シリーズでは、前半戦最後のデンマーク戦と折り返し1発目のセルビア戦が控えている。
【ハイライト】4発大勝のラ・ロハ
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