キャベツを半分、または4ぶんの1にカットした状態で冷蔵庫に保存すると、断面が黒ずんでしまうことがあります。

黒くなると食べるのをためらってしまいますが、食べても問題ないのでしょうか。また、黒くなるのを防ぐことはできないのかも気になるところ。

『嬬恋高原キャベツ』で有名な、群馬県嬬恋村の『JA嬬恋村』に聞いてみました。

カットキャベツの断面が黒くなる理由

そもそもなぜ断面が黒くなってしまうのでしょうか。『JA嬬恋村』に聞くと、このような回答がありました。

断面が黒ずんでしまうのは、キャベツに含まれるポリフェノールが空気に触れることで酸化するからです。

では、酸化して黒くなった部分は食べても大丈夫なのでしょうか。同じく『JA嬬恋村』に聞くと…。

食べても問題はありませんが、酸化した部分の味は落ちてしまうので、気になる人はカットして取り除くといいでしょう。

キャベツの断面の酸化を抑える方法

断面が酸化して黒くなるのを抑える方法を『JA嬬恋村』に聞いたところ、このようなアドバイスがありました。

黒ずみを抑える方法としておすすめなのが、酢を入れた水、いわゆる酢水を使うものです。1%濃度の酢水をキッチンペーパーに浸し、断面を包むと酸化を抑えられます。

また、キャベツを丸々1個保存する際は、芯をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーを押し込むと、そのまま保存するより長持ちします。

ただし、保存期間が長かったり、保存環境が悪かったりすると、酸化だけでなく、カビが発生したり、断面が腐ったりすることがあります。

おいしく食べるには、できるだけ早く消費することも重要です。

キャベツの写真

※写真はイメージ

黒くなった部分をカットするのはもったいないので、食べきれるぶんだけ購入して、早めに料理できるといいですね。

『JA嬬恋村』のウェブサイトでは、さまざまなキャベツ料理のレシピを公開しています。キャベツを食べる際は参考にしてみてください。

嬬恋レシピ


[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]

取材協力JA嬬恋村
※写真はイメージ