米Appleは9月9日(現地時間)、同社のオンラインイベントにて6.1インチ「iPhone 16」と、6.7インチ「iPhone 16 Plus」を発表した。新型チップを搭載し、「Apple Intelligence」にネイティブで対応する。同社はあわせて、「iPhone 16 Pro/16 Pro Max」や「Apple Watch Series 10」なども発表している。

【画像を見る】発表された新型「iPhone 16」をじっくり見る(11枚)

 新型チップ「A18」を採用。16コアのNeural Engineを強化し、機械学習処理を旧世代よりも50%高速化。iPhone 15の「A16 Bionic」と比べて処理速度を30%、5コアのGPUは40%高速化。Apple Intelligenceの処理にも耐えられる設計とした。ストレージは128~512GB、人工衛星を使った緊急SOS機能も内蔵する。

 iPhone 15 Proに搭載されたアクションボタンがiPhone 16にも登場。さまざまなアプリを立ち上げられるようになった。また、本体側面にクリックできるタッチセンサーを内蔵し、カメラを立ち上げたり、ズームなどを操作できる「カメラコントロール」が使えるようになった。写真で撮影したものを調べたりするApple Intelligenceの視覚情報機能を呼び出すボタンとしても利用できる。

 カメラは4800万画素の広角と、1200万画素のマクロに対応した超広角のデュアル構成。超広角カメラは光学系を刷新しており、2.6倍の光量を取り込めるようになったという。AFにも対応した。また、カメラの配置を見直し縦一列にしたことで空間フォト/空間ビデオが撮影できるようになった。

 カラーはブラック、ホワイト、ピンク、ティール、ウルトラマリンの5色展開。価格はiPhone 16が12万4800円から、iPhone 16 Plusが13万9800円から。9月13日に予約受付をスタートする。