世界各地の空港で、旅行者を癒し、精神的に支えてくれるセラピーアニマルが採用されているが、アメリカ、オレゴン州のポートランド国際空港では2023年のホリデーシーズンから従来の犬のほかにラマとアルパカが採用された。
これまで猫、豚やうさぎなどを採用した空港はあるが、ラマとアルパカもなかなか評判が良く、利用客たち全員を笑顔にしてくれるという。
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空港で利用客を癒してくれるラマとアルパカ
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オレゴン州のポートランド国際空港では、これまでセラピーアニマル(感情支援動物)として犬がいたが、2023年の12月より、新たにラマとアルパカが採用された。
この特別なプログラムは、ポートランド国際空港ならではのユニークな体験として実施されたもので、月に2度、アルパカとラマが空港にやってくる。
空港利用者に新たな楽しみを提供し、旅のストレスを軽減することが狙いだ。
おとなしくかわいらしいラマとアルパカは旅行客に大人気!
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この試みは大成功のようで、旅行者は彼らの姿を見ると笑顔があふれるという。
昨年のクリスマスシーズンに導入された時から、多くの利用客は彼らをぎゅっとハグしたり、飼育員から渡された餌を、彼らに与えたりしながら、ひと時の触れ合いを楽しんでいるそうだ。
空港のメディアリレーションズマネージャーであるアリソン・フェレ氏によると、利用客の「純粋な喜び」が伝わってくるという。
ラマたちは市外の農場で飼育されている。空港ターミナルを訪れる際には彼らの健康を最優先にしており、体調も万全な状態で送り出される。
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これまで旅行者からの苦情は一切寄せられていないそうだ。ラマたちが空港を訪れる日は事前にSNSで告知されるのだが、見逃した旅行者からは失望の声も多く上がるという。
中にはこんな風にラマたちとの触れ合いを楽しむ人も。
これらのラマとアルパカは、ワシントン州リッチフィールドに拠点を置く非営利団体「Mtn Peaks Therapy Llamas & Alpacas」から提供されている。
この団体を運営している母と娘、ロリ・グレゴリーさんとシャノン・ジョイさんは、「アニマルセラピー療法」について学び、動物に癒されるべき人々の支援活動を行っているという。
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確かに国際線で十数時間、さらに乗り換えてまた何時間という旅は、例え楽しい旅行と言えども疲れちゃうよね。そんな時にこんな動物たちがいれば、どんなに心が安らぐことだろう。
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