テスラ日本法人「Tesla Japan」は9月10日、国土交通大臣にリコールの届け出を提出しました。同社のクルマでカメラに不具合があり、運転者に故障警告が行われず、かじ取り装置の基準を満たさない車台があったということです。

【画像】リコール対象の車台

Tesla Japan「運転者に故障警告が行われず」

 リコール対象の車台は、テスラ「Model 3」「Model Y」「Model S」「Model X」の計4車種。製作期間の全体の範囲は2022年12月31日~2024年8月3日で、計4388台におよびます(※)。

リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれています。対象車の詳細については、「リコール届出一覧表」で確認できます

 不具合の部位はカメラ(Bピラー搭載)で、ソフトウェアの設計が不十分なため、カメラの汚れなどでセンサーが感知不能となった際に感知不能を検出しないという問題があるとのこと。そのため、運転者に故障警告が行われず、かじ取り装置の基準を満たさないとしました。

 Tesla Japanが提出した「リコール届出一覧表」によると、同社はアメリカ本国メーカーからの情報で不具合を把握。今後、対策したプログラムを全車両に配信するとしています。なお、現在不具合件数は0件で、事故も発生していないということです。