パルコが開催している「オシャレ魔女 ラブ and ベリー展~オシャレまほうミュージアム~」で、来場者が会場内で“ほぼ全裸に近いかっこう”を撮影しX(Twitter)へ投稿、物議をかもしている。主催者は「スタッフの目を盗んで撮影に及んだ」として削除を求めている。
●20周年を記念した展覧会 小学生女児たちに人気の「ラブベリ」の世界観を体験
同展覧会は、2004年に登場したセガのキッズカードゲーム「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」の20周年を記念したイベント。「ラブベリ」の愛称で小学生女児たちを中心に爆発的な人気を博しており、1500種類以上の「オシャレまほうカード」の展示のほか、ゲーム中の衣装やダンスステージを再現している。
多くのファンが訪れる中、ファッションモデルも務めるあるXユーザーが来場した際の様子を自身のXに5日までに投稿。会場内の展示物を背景に、オシャレまほうカードを数枚身体に貼り付けた“ほぼ全裸に近いかっこう”の写真や動画を撮影した。
ネットでは「PARCOが公認で撮影したものなのか」「通常の営業中?」「これ公然わいせつ罪的な何かに該当しないの?」「さすがに不快」と問題視する声が多く寄せられていた。
主催者側への問い合わせも多く、PARCOからは「撮影者は来店時は上着をまとって入場し、監視の目を盗んで撮影。発見したスタッフが注意し退場処分にした」と説明があったという。なお、当該の投稿については8日までに「削除依頼をしている」とのことだが、記事執筆時点でも削除はされていない。
編集部の取材にパルコは「(当該の投稿主について)弊社からご招待・ご依頼いたした事実はなく、他のお客様同様に、チケットをお求めいただいたうえでご入場いただいております」と主催者側の企画ではなかったと説明。「入場時は着衣の状態であったため、会場内へお通しいたしましたが、会場内で撮影される際などに脱衣されており、都度、会場スタッフより注意を申し上げ、着衣いただいた経緯がございました」と取材に答えた。
PARCO FACORYでは企画ごとに撮影可能スポットを制限しており、「会場内の撮影につきましては他の方の迷惑行為に該当する場合等、会場スタッフより注意させて頂いております」と撮影についてのガイドラインがあったとのこと。
●ファンから悲痛な叫び
ファンからは「私の幼い頃の憧れで夢でキラキラで大好きなカードがこんなんのために穴あけられて恥部に貼り付けられてるのしんどすぎる」「ああもう最悪…ラブベリをこれ以上汚さないでお願いだから…」と悲痛な声があがっている。
展覧会は池袋PARCO(東京)を皮切りに、名古屋PARCO(愛知)、心斎橋PARCO(大阪)で巡回開催されることが決定。同時期に、渋谷PARCO(東京)、名古屋PARCO(愛知)、心斎橋PARCO(大阪)においてコラボカフェの開催も予定している。
コメント