木の穴をのぞいたらビックリ! 穴の中にいたある生き物の写真がX(Twitter)に投稿されました。記事執筆時点でこの投稿の表示数は41万件を突破し、“いいね”は1万1000件を超えています。

【画像】まさかの正体

●動物言語学者の鈴木俊貴さん、木の穴をのぞいてみたら……

 投稿者は東京大学先端科学技術研究センター准教授であり動物言語学者の鈴木俊貴さん。鈴木さんはシジュウカラやその仲間を中心に、小鳥たちの言葉を研究しており、以前にはシジュウカラの夫妻がジェスチャーで会話をしていることを世界で初めて発見した研究が話題になりました。今回は、鈴木さんがいつものクセで、ある木の穴をのぞいたときの出来事。

●そこには小鳥ではなく……!?

 シジュウカラのヒナたちはとっくに巣立っている時期ですが、鈴木さんは無意識のうちに木の「穴という穴を確認してしまう」そうです。どこにでもある木の穴を見てみると、中に何かがいるのが見えました。

 さらに近づいてみたところ、もちろん鳥たちの姿はありませんでしたが、そこにはなんとアオダイショウがいたのです! 穴から外を見ているかのように、ちょこんと顔を乗せています。か、かわいい……!

 ヒナは巣立ったあとなので卵を食べてしまったということはありません。アオダイショウは木の穴の中で休むことがあるそうで「ただくつろいでいただけだと思います」とのことです。

●実は東京都内で普通に生息中

 投稿には「穴と表情がマッチしててちょっと可愛いです」「あらいい所みつけたね」「藪蛇ならぬ」「当然驚きの言葉はうわっではなくジャージャーですよね?(そんなわけないか)」(※ジャージャーはシジュウカラがヘビを警戒するときの鳴き声とされているもの)などのコメントが寄せられています。

 鈴木さんいわくアオダイショウは東京都内にも普通に生息しているそうなので、注意深く観察してみればもしかするとすぐ近くで出会えるのかもしれませんね。

 鈴木さんはこの他にもシジュウカラをメインに、外で出会う生き物たちや研究に関することなどをX(Twitter)アカウントで発信しています。

画像提供:鈴木俊貴 Toshitaka Suzuki(@toshitaka_szk)さん