あなたは、ネクタイをどのようにお手入れしていますか。中には、ほとんどお手入れをしないという人もいるかもしれません。
しかし、首周りのいわゆるVゾーンを彩るネクタイは、皮脂や汗を吸収してしまうもの。また、食べこぼしを飛ばすなどで汚れも付きます。
汚れを落とすために、ネクタイもお手入れをすべきですが、家庭で洗濯してもいいのでしょうか。
東京都練馬区を中心にクリーニングサービスを提供している、株式会社光栄舎(以下、光栄舎)に聞きました。
ネクタイはクリーニングが基本!
光栄舎に「ネクタイは家庭で洗濯できるのか」と聞いたところ、このような回答がありました。
「ネクタイは家庭で手洗いできるの?」という相談をよく受けるのですが、ネクタイは原則、クリーニングに出すと覚えておいてください。
基本的にネクタイに使われる素材は、シルクやウールなどの天然素材です。繊細な素材のため、手洗いでも毛羽立ちや型崩れを起こしかねません。
また、表面的には綿やポリエステルなどの洗える素材で作られたネクタイの場合でも、型崩れを防ぐために芯地というパーツを使っています。家庭で洗うことで芯地が変形し、ヨレやシワ、型崩れが起きかねません。
同様にアイロンにもコツがいります。家庭で洗濯したネクタイにアイロンをかけることで、生地が伸びたり、潰れたりというトラブルが発生することもあります。
そのため、やはりプロに任せるのがおすすめです。
ネクタイが型崩れしたり、ヨレヨレになったりしないよう、家庭で洗濯することは避けましょう。
※写真はイメージ
ネクタイのクリーニング頻度
では、ネクタイのクリーニングの頻度はどのくらいがいいのでしょうか。光栄舎によると…。
必ずしもクリーニングにこまめに出す必要はありません。
逆にクリーニングの頻度が高いと、むしろネクタイの生地を傷めてしまいます。だいたい3か月に一度ぐらいのペースでクリーニングに出せば十分です。
続けて、以下のアドバイスをもらいました。
クリーニングから返ってきたネクタイは、必ず包装紙を剥がして保管しましょう。包装紙を付けたままの場合、包装紙内に湿気がたまって、カビや臭いの原因となることがあります。
「ネクタイのケアまで気が回らない」という人がいるかもしれませんが、首周りのものなので汚れがあると目立ちます。
光栄舎のアドバイス通り、3か月に一度はクリーニングに出して、きれいに保てるといいですね。
光栄舎は、宅配クリーニングや保管サービス『クロークネット』を提供しています。気になる人は、以下のウェブサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
取材協力株式会社光栄舎
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