代替テキスト
(写真:時事通信

パワハラ疑惑の告発文書をめぐり、孤立が加速している兵庫県・斎藤元彦知事(46)。

8月30日に続き、9月6日に開かれた百条委員会の証人尋問でもパワハラ疑惑を否定し、亡くなった元局長が作成した告発文書について「誹謗中傷性が高く、公益通報にはあたらない」と主張。元局長に対する処分も、「適切だった」との認識を示していた。

しかし9日には選挙で推薦した日本維新の会が、斎藤知事に辞職と「出直し選挙」を要求。兵庫県議会では最大会派の自民党なども辞職を求める方針を示しており、斎藤知事の後援会組織「ひょうごを前に進める会」の尾山基代表幹事(アシックス・シニアアドバイザー)も辞任していたことが明らかに。

まさに“総スカン”状態だが、渦中にある本人は頑として考えを改めるつもりはないようで……。

10日午前に報道陣の取材に応じた斎藤知事は、「県民からどのような声をかけられたか?」との質問に「激励の声かけですね、『頑張れ』と。『色んな声があると思うけど、やっぱり若いんだし、しっかり頑張ってほしい』という声が私には直接きていますね」とコメント。

記者から「批判の声というのは?」と問われると、「県民の皆さんから直接、そういったご批判を受けるということはあまりないという状況ですね」と説明していた。

さらに「今のところは辞職に応じることはない?」と尋ねられると、斎藤知事は「これから9月議会、補正予算を含めて大事な時期ですので、日々の業務をしっかりやっていきたい」と発言。前日の囲み取材時と同様に、続投の意思を示したのだった。

兵庫県議会の全会派から辞任を求められる見通しですが、今後、不信任決議案の提出を検討している会派もあるといいます。もし可決された場合、斎藤知事は辞任、もしくは県議会の解散を選択しなければなりません。いっぽう県議会議員選挙は、16億円もの費用がかかると言われています。しかも県議会議員選挙は昨年4月に実施されたばかりで、任期はまだ3年残っています。大阪府知事の吉村洋文氏(49)も百条委員会での斎藤知事の説明について『兵庫県民の理解を得られるものではない』と苦言を呈しており、今の状況で斎藤知事に“味方”がいるとは思えません。いずれにしても、斎藤知事が県政を混乱させていることは間違いありません」(社会部記者)

各メディアが実施した県民へのインタビューでは、「兵庫県の恥さらし」とまで非難されている斎藤知事。にもかかわらず報道陣の前で、“県民から応援されている”と自負してしまう姿に驚いた人も多いようだ。Xやネットでは、あ然とする声が相次いでいる。

《ゾッとする人》
《幻聴じゃないんですか?》
《兵庫の知事、続投ってまだ言うのもはや怖い。ふたり亡くなってるんだよね……?》
《なんか、ここまで来たら恥ずかしい通り越して恐怖》
《激励の数の1兆倍やめてほしいという声があると思います》
兵庫県民は、ドン引きを通り過ぎ、呆れているよ……………》