マンガ『ベルセルク』は2024年9月11日、X(旧Twitter)およびウェブサイト上で同作のアニメーション製作が告知されている件について、著作権者である三浦建太郎(スタジオ我画)が許諾したものではなく、使用されている映像も無許可のものであるとの声明を発表した。
【大きい画像を見る】(C)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/ベルセルク製作委員会
『ベルセルク』は、「月刊アニマルハウス」にて1989年に連載を開始し、その後「ヤングアニマル」に連載の舞台を移した、三浦建太郎によるダークファンタジー。剣と魔法、そして魔物が存在する世界を舞台に、主人公・ガッツの壮絶なる生き様を描く。2021年5月に三浦が逝去したことを受けての休載を挟み、2022年6月からは「原作・三浦建太郎 漫画・スタジオ我画 監修・森恒二」の体制での連載が行われている。
重厚なストーリー、ガッツやグリフィスといった魅力あるキャラクター、圧倒的で緻密な作画、そして何者にも追随を許さぬ創造力は日本の読者だけでなく世界の読者をも魅了する。海外では延べ20の国と地域で翻訳されており、全世界でのシリーズ累計発行部数は紙と電子をあわせて6000万部を数える。
1997年から1998年にかけてTVアニメ化されたことを皮切りに、2012年から2013年には3部作で劇場アニメ化、2016年から2017年にかけて再度のTVアニメ化を果たした。「黄金時代」を描いた劇場アニメは公開から10年の時を経て、2022年にメモリアル・エディションとしてTVシリーズも放送されている。
このたびの声明は2024年9月11日、本作の公式Xアカウントにおいて、発行元である白泉社の名義で発表されたもの。白泉社は本作のアニメーション製作がXアカウントおよびウェブサイトにて告知されている件について、「著作権者である三浦建太郎(スタジオ我画)は許諾しておりません。また、使用されている映像も無許可のものです」と注意喚起した。世界中のファンに向けて、英語ほか各国語でも同様の発信を行っている。
【ほかの画像を見る】「ベルセルク」アニメ製作告知について作品公式が声明― 許諾なく、映像も無許可と注意喚起
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