2024年9月12日、韓国・東亜日報によると、“韓国版パトリオット”と呼ばれる韓国型中距離地対空迎撃ミサイル「天弓2」のイラクへの輸出契約が締結される。

記事によると、韓国の防衛企業「LIGネクスワン」は早ければ来週中に「天弓2」8基を輸出する契約をイラク政府側と締結する。韓国政府消息筋は「現在イラクと最終交渉が行われている。交渉は順調に進んでいるため契約締結に問題はないだろう」と話した。

LIGネクスワンは昨年11月にもサウジアラビア政府と「天弓2」10基の輸出契約を締結。契約金額は32億ドル(約4565億円)だった。今回のイラクとの契約金額は26億ドル規模とされている。

今回の契約が実現した場合、4月のポーランドへの韓国型多連装ロケット砲「天武」の輸出契約(2兆2500億ウォン)、7月のルーマニアへのK9自走砲と弾薬運搬車の輸出契約(約1兆3828億ウォン)に続いて今年3番目の兆単位の「K‐兵器」輸出契約となる。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「すごいな。大韓民国バンザイ」「韓国の防衛産業がここまで成長するとは思いもしなかった」「韓国の技術力に驚き、外交力に感心する」「現政権の営業力は最高だ」などと喜ぶ声が上がっている。

また「天弓をどんどんアップグレードして、北朝鮮はもちろん中国やロシアまで防衛可能になるよう開発しなければならない」との声や、「まだ締結前なのにまるで締結したかのように騒ぐのはやめてほしい」「お金はきちんと支払われるよね?」「戦争物資の輸出が自慢なの?」などと指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

12日、韓国・東亜日報によると、“韓国版パトリオット”と呼ばれる韓国型中距離地対空迎撃ミサイル「天弓2」のイラクへの輸出契約が締結される。資料写真。