チェルシーに所属するコートジボワール代表FWダトロ・フォファナが、ギョズテペ(トルコ)への移籍に近づいているようだ。12日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 すでに欧州5大リーグの移籍市場は閉幕しているなか、まだ移籍市場が開いているリーグへの移籍が噂されているD・フォファナ。先日にはAEKアテネギリシャ)への移籍に近づいていることが明らかになっていたが、移籍期限内にクラブ間で合意に達することができず、破談となっていた。

 そんなD・フォファナだが、まだ移籍市場が開いているスュペル・リグトルコ1部)への移籍に迫っているという。報道によると、ギョズテペとの交渉が進展している模様で、2000万ポンド(約37億円)の買い取りオプションが付随したレンタル移籍で合意に近づいているという。なお、契約には来年1月に呼び戻すことができる契約解除条項も付随しているようだ。

 D・フォファナは2002年12月22日生まれの現在21歳。身長181センチメートルでセンターフォワード(CF)を主戦場とし、足元の技術に優れ、持ち前の体幹とスピードを駆使した力強いドリブル突破が魅力のアタッカー。2023年1月にモルデ(ノルウェー1部)から1200万ユーロ(約19億円)と見られる移籍金で加入し、1年の延長オプションが付随した2029年6月30日までの6年半契約を締結した。

 しかし、チェルシーでの半年間は出場機会に恵まれず、トップチームでは公式戦4試合の出場にとどまり、出場機会を求め2023年7月にウニオン・ベルリンレンタル移籍。公式戦17試合出場で2ゴール1アシストを記録したが、今年1月にレンタル移籍が打ち切られ、同月にバーンリーへと再びレンタル移籍し、公式戦15試合出場で4ゴール1アシストを記録した。

 レンタル移籍期間の満了に伴い、今夏チェルシーに復帰したものの、エンツォ・マレスカ新監督の構想外となっているD・フォファナは、飼い殺し状態になる心配もされていたが、今シーズンはスュペル・リグプレーすることになりそうだ。