テクノエレクトロバンド「電気グルーヴ」の石野卓球さんが9月12日にXを更新し、電グルのライブには「基本自作のうちわは禁止」と呼び掛け。その理由に「正直過ぎてむしろ好感持てて草」などの声が寄せられています。

【画像】ライブでの電気グルーヴ

守銭奴なので

 電気グルーヴは、Zepp Osaka Baysideで9月14日から幕開けとなる35周年ツアー「3594」を直前に控え、物販情報を公開。会場限定のアイテムを含むラインアップには、「熱狂タオル」「熱烈信者うちわセット」など字面が既に強いアイテムも用意されています。

 このうち、ライブ中にファンサービスをもらうため、ファンが掲げてアピールする“ファンサうちわ”について、「自作うちわは持ち込みOKなんだろうか」と疑問を呈したファンの投稿を「いい質問だ」とリポストした石野さんは、「基本自作のうちわは禁止です」だと説明。

 続けて、「なぜなら我々電気グルーヴは、“お客さんにうちわを振らせたい”んじゃなく“お客さんにうちわを売りたい”んです。守銭奴なので」とすがすがしく回答し、“熱烈信者うちわセット”の購入を促しました。

 その後も、「電気グルーブカッコイイ!」「電気グルーブサイコー!」などの文字が入った自作のファンサうちわを用意してライブに向かおうとするファンの投稿に、「絶対にやめて下さい!フロアの風紀が乱れるので禁止です!」とキッパリNG。ここでも、「この手のうちわに需要があれば次回からオフィシャルで発売しますから! なぜなら守銭奴なので」と守銭奴ポリシーを再び掲げる形で自粛を求めました。

 客観的に見れば電グルが単なる守銭奴のように映りますが、ビジネスとしての現実も踏まえた内容をユーモアを交えて発信した石野さんにファンからは「こういう守銭奴芸って面白いし、お金を払うファンが残るから民度も良くなるし好き」「絶対ダメとは言わないところに懐の深さを感じる」「雰囲気を壊さないための喚起をこのうちわの人を傷つけないために自分に矢を向けるところがさすがって感じがする」などの声があがりました。

35周年ツアーの物販アイテム。左下には「熱烈信者うちわセット」(画像は電気グルーヴ公式Instagramから)