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高効率の小型バッテリーでコスト削減図る

米国のルーシッドは、2026年までに新型EVを5万ドル(約700万円)以下の価格で発売すると発表した。テスラ・モデルYに対抗する電動SUVと見られる。

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新型EVは「ミドルサイズ」の新しいプラットフォームをベースに、エネルギー効率を重視した同社の次世代モーター、アトラスAtlas)を採用する。これにより、バッテリーの小型化と航続距離の向上を実現できるという。

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ルーシッドが公開した新型EVの予告画像    ルーシッド

ルーシッドのピーター・ローリンソン最高経営責任者(CEO)は、「当社の自動車は、より少ない電力でより長く走行し、規模を拡大するにつれてコストと質量を大幅に削減できる」と語った。

また、この新プラットフォームでセダンも発売する予定である。テスラに在籍した経歴を持つローリンソンCEOは、2台の新型車がテスラのライバルであることは「明らか」だと認めた。

「大量生産のファミリーカーという市場で競争する意思を示したのは今回が初めてです」

「当社は最先端の技術を持っているため、少ないバッテリーでより遠くまで走ることができます。バッテリーはEVの中で最も高価な部品です。つまり、少ないバッテリーで一定の距離を走れるなら、誰よりも安くEVを作ることができるのです」

ローリンソンCEOは、目標とする販売台数については言及しなかった。しかし、ルーシッドは以前、サウジアラビアのジッダに新工場を建設し、「2020年代半ば以降」にフル稼働を開始する予定だと述べている。AMP-2と名付けられたこの工場は、最終的に年間15万5000台の生産能力が見込まれている。

ルーシッドは今年上半期の決算で、約15億ドル(約2100億円)の損失を計上した。しかし同時に、サウジアラビアの公共投資基金から15億ドルの投資を受けることになったと発表。ルーシッドは、これにより2025年後半まで流動性が確保されるとしている。


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