商業性にとらわれない先鋭的・実験的な映像作品や、歴史的傑作を紹介し、多様な映像表現とその楽しみ方を提示する「イメージフォーラムフェスティバル2024」が、東京、名古屋、京都で開催される。

38回目となる今回の特集プログラムは、"交錯する視線:ドキュメンタリーという物語"というテーマのもと、多層的に現在の世界を捉えることを観客に求めるドキュメンタリー映画にフォーカス。全22プログラム92作品の上映と展示1作品で構成され、2018年にスタートした公募部門「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」ではアニメーション、劇映画、実験映画、ドキュメンタリーなど多彩な16作品がノミネートされた。

歴史的な映像作家を特集する「フィルムメーカーズ・イン・フォーカス」では、バラエティに富んだアニメーションの新技法を開拓してきたIKIF、オプティカル合成を駆使するアメリカ西海岸を代表する実験映画作家パット・オニール、日本を代表するグラフィックデザイナーでもある粟津潔の作品を上映する。

恒例となったSHIBUYA SKYでの屋外上映は"「宇宙を想像する」ルーフトップ映画鑑賞"を謳い、メリエスの「月世界旅行」をはじめ、宇宙や未知の世界に思いを馳せる作品の数々を秋の夜空のもとに上映。ライブ演奏付き上映も予定されている。

全作品、スケジュール、チケット詳細は公式HP(http://www.imageforumfestival.com/2024)で告知している。

▼会場・会期:

■シアター・イメージフォーラム
10月12日(土)~10月18日(金)
■ヒューマントラストシネマ渋谷
10月15日(火)
■SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)
10月4日(金)、10月11日(金)、10月12日(土)、10月17日(木)
■愛知芸術文化センター 12階 アートスペースA
11月2日(土)~11月4日(月・祝)
■出町座
11月8日(金)~11月14日(木)