中国メディアの九派新聞などによると、中国江蘇省蘇州市で11日、飲食店の男性店長が中華お玉で刃物を持った男を撃退するということがあった。

店長は店内で料理の仕込みをしていたところ、店の外で争うような声がしたため、そちらを見ると、男が折り畳み式の果物ナイフで女性を襲っていた。店長は厨房にあった中華お玉を手に取り、外に出て男の首のあたりを中華お玉で殴るなどした。通報を受けて駆け付けた警官が男の身柄を拘束した。女性はけがをしていて病院に搬送されたが、命に別条はないという。

中国のSNS上では「英雄だ」「この店長に見義勇為人員(正義のために勇敢に行動した人)の称号を授けてあげて」「2024年の中国を感動させた人物の1人に選ばれるにふさわしい」「良い行いをした人は報われる」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)