5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2021年8月にYouTubeで公開された、「550円で買ったジャンク詰めガンプラを修復する動画」を紹介します。

【画像】大復活したガンプラ

●壊れたガンプラの詰め合わせで小隊編成

 投稿者は、模型に陰影を入れて2次元に見せる“アニメ塗り”が得意なモデラー・今日さん。リサイクルショップなどで入手したガンプラを、修復・再生した作品でも人気を集めています。

 今回は「HGUC 1/144 ドム/リック・ドム」「HGUC 1/144 ドムトローペン」「HGUC 1/144 リック・ドムII(ツヴァイ)」「HGUC 1/144 シャア専用ゲルググ」のジャンク品の詰め合わせを使った動画です。状態を確認すると、組み立てられてはいるものの、関節が折れている・部品が欠損しているなど、どれも満足な状態ではありません。

●修復とアニメ塗りでよみがえるジャンクガンプラ

 問題を抱えたジャンクガンプラを、今日さんはアイデアと技術で修復していきます。ほかのキットからパーツを流用するだけでなく、プラ材からパーツを自作して、足りないパーツを補っていきます。

 肩のアーマーが欠けていたリック・ドムIIは、肩関節が折れていて修復困難だったドムトローペンの腕を流用し、ニコイチにしてしまいます。

 ツノが欠けていたシャア専用ゲルググは、手持ちの量産型ゲルググと組み合わせてゲルググキャノンに変身。失われていた武装もほかのジオンモビルスーツガンプラから流用して形を整え、最後は得意のアニメ塗りで仕上げます。

 さまざまな手を尽くされて、半壊していたガンプラはイラストチックに生まれ変わりました。その手腕は「ここまで修復してもらえればプラモデルたちも幸せですね」「破損したジャンクにロマンを感じた」といった称賛の声を呼び、動画の再生数は約60万回を記録しています。

 その後、今日さんはリック・ドムIIのために犠牲となったドムトローペンの“残り物”にも着手。別のジャンクパーツを足して「現地改修型」としてよみがえらせています。

袋へ無造作に詰められた、4機分のガンプラ