農林水産省が投稿した「2日目のカレーをおいしく食べるために守って欲しいこと」が、食中毒を防ぐための参考になります。煮込み料理全般にも言える大事なことですね。
●「2日目のカレーはおいしい」と言われていますが……食中毒が怖い
昔から「2日目がおいしい」と言われるものの、家庭での食中毒の原因になりやすいカレー。その原因のひとつが「ウェルシュ菌」によるものです。農水省は、カレーによる食中毒を防ぐために守ってほしいポイントとして「保存時は、浅い容器に小分けし素早く冷やす」「温め直しは、鍋底までかき混ぜ、全体をしっかり加熱」を上げています。
●カレーを始めとした煮込み料理は、小分けにして素早く冷やすことが大切
ウェルシュ菌は常在菌のため、家庭で作ったものへの混入を防ぐことは困難だそうです。そこで必要なのが「増やさないこと」。室温で増殖しやすいウェルシュ菌も、冷蔵庫や冷凍庫で素早く冷やすことで抑えられます。鍋のまま冷蔵庫に入れても中まで冷えるのに時間がかかるので、小分けが重要です。
●再加熱は電子レンジではなく鍋に移してかき混ぜながら
感染防止に有効なもうひとつの手段が「やっつけること」です。電子レンジでは温めムラができてしまいますが、保存容器から鍋に移して鍋底からかき混ぜながら加熱することで、ウェルシュ菌が出した毒素を不活化できます。ただ、ウェルシュ菌が作った芽胞(殻のようなもの)は熱に強いので、注意が必要です。
投稿には「鍋ごと冷やしてた……」「覚えておこう」など、気をつけようと思う声が寄せられています。
なお、詳しいことは農林水産省公式サイトや、同省が公開している動画を確認してください。
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