今年、中国の伝統的な祝日である旧暦8月15日の「中秋節」は9月17日に当たり、3連休を迎えます。歴史文化を体験する観光コースは、今年の中秋節3連休の文化観光消費の一大ポイントとなっています。
中国古典小説の「四大奇書」の一つである『西遊記』を題材として中国神話を背景にしたアクションRPG『黒神話:悟空』の大ブレークに伴い、ロケ地の山西省では観光ブームが起きています。中秋節3連休の前の週の段階で、山西省観光の予約量は今年6月の端午節3連休より15%増え、うち海外からの予約は180%増えました。また、山西省の民宿の予約量も前週比4割増で、うち大同の民宿予約量は前週比で最も速く伸びており、全国1位となりました。
さらに、今年の中秋節3連休は若者が観光の主力となっており、20~30代の若年層の観光予約は全体の4割近くを占めています。南京の秦淮河、山東省煙台の蓬莱閣、古都西安の大唐不夜城など、伝統文化の魅力に満ちあふれる観光地は若者の間で大きな人気を呼んでおり、ここ1週間の予約量は前週比133%増えました。
このほか、月見、遊園などの歴史文化体験コースや中国式夜遊びも文化観光消費のポイントとなります。湖畔、森林、草原、砂漠など、若者に人気のある月見の場所はより豊富多彩になっており、四川省の四姑娘山は「月見+星観賞+日の出観賞」、内蒙古自治区のホイトンシロ(輝騰錫勒)草原は「月見+キャンプ」の体験コースを打ち出しており、マイカー旅行者を中心に人気を呼んでいます。(提供/CRI)
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