ナポリのアントニオ・コンテ監督が勝利を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。
ヴェローナとのセリエA開幕節は0-3の完敗も、ボローニャ、パルマ相手に2連勝のナポリ。15日の第4節ではカリアリとのアウェイゲームに臨んだ。
ベルギー代表FWロメル・ルカクが初先発したナポリは、そのルカクの落としからイタリア代表DFジョバンニ・ディ・ロレンツォのシュートが吸い込まれて18分に先制。その後は一進一退の攻防も、1点リードでハーフタイムを迎える。
後半にはルカクのスルーパスからジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアが決めきって追加点。2アシストのルカクがクワラツヘリアのラストパスから勝負を決する3点目を奪うと、後半アディショナルタイムにはCKからイタリア代表DFアレッサンドロ・ボンジョルノの移籍後初ゴールも生まれた。
4-0の大勝で3連勝としたコンテ監督。首位に浮上したなか、後半に3得点を奪った試合を回想している。
「カリアリは難しいピッチだ。乾燥していて、風が強く、ボールの軌道をよく計算する必要があった。スタートは良かったが、その後は発煙弾が投げ込まれ、この出来事が我々のリズムを崩した。そこからは苦境に立たされた」
「後半はピッチ全体のデュエルにおいて競争力を取り戻した。我々は成し遂げたが、まだ成長する必要がある。注意を怠らず、しっかりと戦わなければならない。セリエAにはそれが必要だ」
また、先発起用に応えて1ゴール2アシストのルカクにも言及。常々獲得を望む理由を明かしている。
「彼は型破りな選手で、私が探し求めていた選手だ。フィジカルが強いだけでなく、推進力もある。彼のコンディションはまだ万全ではないが、我々のベースとなる選手だ。彼には大きな才能がある」
さらに、1ゴール1アシストのクワラツヘリアについてもコメント。共に3トップを形成したイタリア代表FWマッテオ・ポリターノの働きも称えた。
「彼が我々のために多くのゴールを決めてくれることを願っている。アシストだけでなくゴールも期待している。彼だけでなくポリターノの試合でもあり、両選手とも意欲や意思を見せていた」
開幕戦の敗戦から立ち直ったナポリ。コンテ監督はその要因も考察した。
「私が思うに、このチームは自らの手を汚すことをあまり好まなかったが、昨シーズンからここが変化している。クオリティや組織力に加えてプレスが良かった」
「このチームは成長しているが、キャラクター面も重要だ。それについて話し合ってから我々は成長した。良い選手たちが揃っているし、今夜はゴールを許さないことが重要だった。我々は戦い、苦しんだ。それもプロセスの一部だからだ」
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