食べ過ぎは体に良くないが、ときにはカロリーなど気にせず、本能の赴くままの食事をとることも大切である。

以前X上では、バーミヤンのメニューにひっそりと載っている「とんでもないチャーハン」に、驚きの声が多数寄せられていたのをご存知だろうか。

 
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■このチャーハン、何かがおかしい…

ことの発端は、8月後半にとあるXユーザーが投稿した1件のポスト。

バーミヤン、『麻婆チャーハン&台湾大からあげ』とかいう運動部の男子高校生に商品開発させたのではないかと疑いたくなるメニューがある(1,788kcal)」と意味深な1文の綴られた投稿には、麻婆豆腐・チャーハン・巨大なからあげ三位一体となった料理の写真が添えられている。

バーミヤン

思わず「複数メニューを組み合わせた(客の)アレンジメニューなのでは…」と疑ってしまったが、こちらは由緒正しき「バーミヤン公式」メニューなのだ。

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■「カロリーの暴力すぎる」と話題に…

「ガッツリ飯」を体現したとんでもないチャーハンは人々のハートを鷲掴みにし、件のポストは投稿からわずか数日で1万件近くものリポストを記録するほど話題に。

バーミヤン

他のXユーザーからは「こんなボリューミーなメニューあったんですね…」「カロリーは正義」「こういうので良いんだよ」「カロリーの暴力すぎる」「マジで部活やってる学生のご飯やん」「こういう欲望に素直なメニューは良いね」といった具合に、驚きと称賛の声が多数寄せられていた。

ちなみに、厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると(個人や年代毎の差異はあるが)、成人男性が1日に必要とするエネルギーの推定量が大体2,600kcalなので、同メニュー1つで半分以上のエネルギーが摂取できてしまう。

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果たして、こちらのカロリーモンスターはどのような経緯で誕生したのだろうか。バーミヤンを運営する「株式会社すかいらーくホールディングス」に取材を実施したところ、驚きの事実が明らかになった。

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■「グランドメニュー化」までの経緯が強すぎる…

バーミヤン

今回話題となった『麻婆チャーハン&台湾大からあげ』の誕生経緯について、すかいらーく担当者は「2023年に1ヶ月弱の期間限定メニューとして販売したところ、当時の反響・販売数が好調だったため、24年4月にグランドメニューとして復活させました」と説明している。

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つまり同メニューは純粋な「実力」でグランドメニューの座を勝ち取ったワケで、いかにユーザーからの人気が高いかが窺えるだろう。

ちなみに、バーミヤンメニューのカロリーランキングについては「現在(10月23日まで)フェアメニューとして展開しているつけ麺の肉2倍、麺特盛などのオプションメニューを除けば、『麻婆チャーハン&台湾大からあげ』が一番高カロリーです」との回答も得られており、やはりそのボリュームは伊達ではない。

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■量がキツいと思ったけど案外イケる

バーミヤン

バーミヤン公式サイトでは「さっぱり味のチャーハンに風味豊かな麻婆をかけ、一枚一枚店舗で粉づけした大判からあげをトッピング!  満足感のある人気商品です」と説明されている同メニュー。

今回の取材をきっかけに記者も実食してみたところ、30代半ばの胃袋にはなかなか厳しいボリューム感ではあった。しかし麻婆・チャーハン・からあげの融合はもはや「奇跡」の域に達しており、満足感をもって完食に成功。

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途中からは「嗚呼…カロリーって良いなぁ…」とまで考えるようになり、体が学生時代に戻ったように錯覚したほどである。

こうしたボリューム料理は「後半に味が単調になって飽きがち」という弱点を抱えているケースが多いが、こちらはからあげのソースが麻婆やチャーハンとも相性抜群で、味変に活躍してくれるのが嬉しいポイント。

同メニューは「一部店舗限定」などではなく、全店で販売しているメニューのため、体がガッツリ飯を欲している人はぜひ今日の昼食(夕食)にしてみてほしい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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