宝塚歌劇団は17日、2025年公演ラインナップを発表。星組公演として、劇団☆新感線阿修羅城の瞳』ミュージカル化を決定した。礼真琴が主演する。

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 歌劇団公式サイトで「2025年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします」とし、概要を明らかにした。

 『阿修羅城の瞳』は、原作・中島かずき、演出・いのうえひでのりによるいのうえ歌舞伎の代表作。1987年に初演、2000年に市川染五郎(現・松本幸四郎)とタッグを組み再演、03年にも上演され、演劇界に旋風を巻き起こした。

 劇団☆新感線も同日に「伝説の舞台『阿修羅城の瞳』、ついに宝塚歌劇にてミュージカル化!」と公表。「劇団☆新感線と宝塚歌劇による、初のコラボレーション作品として、礼真琴氏を中心とした星組が挑む、究極のエンターテインメント大作の誕生にご期待ください」と呼びかけた。

 ファンタジック・タペストリー『エスペラント!』も同時上演される。

ミュージカル阿修羅城の瞳』
原作/劇団☆新感「阿修羅城の瞳」(作・中島かずき)
原作演出/いのうえひでのり
潤色・上演台本・演出/小柳奈穂子
次々と革新的な作品を生み出し、絶大な人気を誇る劇団☆新感線の代表作の一つ。人と鬼との壮絶な恋物語を、いのうえ歌舞伎と呼ばれるケレン味あふれるダイナミックな演出で描き上げた伝説の作品が、宝塚歌劇の舞台に登場する。

ファンタジック・タペストリー『エスペラント!』
作・演出/生田大和
どこか懐かしく、それでいて新しく、どこまでも宝塚。パリ・レビューでもなく、アメリカン・レビューでもない。110年の伝統の、その先へと続く、宝塚レビューの新たな時代へ。この青い星の上で継がれていく、願いと祈り、そして希望を讃えて、礼真琴と共につづるファンタジック・タペストリー。宝塚大劇場公演において、第111期生が初舞台を踏む。

宝塚大劇場:2025年4月19日(土)~6月1日(日)
東京宝塚劇場:2025年6月28日(土)~8月10日(日)