以前カラパイアでもお伝えした、地震から身を守るために開発されたという斬新すぎるベッドを覚えている人はいるだろうか。

 世界各地で地震が頻発していることもあり、SNSなどで再び話題に上がっていたのだが、これはどうなのだろう?

 強固なシェルター的ではあるが、普段は寝づらいような気もするし、中で意識を失ったり、動けなくなったら、そのまま一生出られなくなりそうな気もするしだ。

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就寝中の地震から守ってくれるベッド

 海外掲示板やSNSで、最近再び話題になっていたこのベッド。以前の記事を見てもらえばわかる通り、アイデア自体は9年くらい前のもの。

 実際に販売されているのか?使用しているのかはわからないが、びっくり仰天の発明だとしか思えないんだよね。

 基本的な機能はというと、地震が来て揺れを検知すると、こうやってベッド本体の中にすっぽりマットごと落とされて、収納される感じだ。

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 他にも、ベッド上の枠がガシャンと下りてきて、ベッド周りの柵と一体化。寝ている人を囲い込む感じのものも紹介されている。

確かに頑丈そうだし、安全装置もついている

 ベッド本体は頑丈な金属製のフレームでできており、たとえがれきの下敷きになってもその形状をしっかり保てるんだとか。

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 内部にはガスマスクや非常食、水などがあらかじめ収納されており、救出を待つ間生き延びられるようになっている。

 地震の検知には振動センサーが搭載され、特定の強度の揺れに反応するように設定されている。

 またセキュリティーセンサーもついていて、寝相が悪くて身体がはみ出ていたりした場合は、ガシャン!と閉じないようになっているから安心だ。

 通風孔もきちんと設けられているので、酸欠になる心配はない。火事で煙が入ってきたら……中から閉じられるようになっているので安心だ。酸素ボンベも用意しておくべきかもだが。

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 外壁は不燃素材で作られており、内部の温度を適切に保つシートで覆われているそうだ。さらに捜索隊に見つけてもらいやすくなるよう、ビーコンを発射することもできるらしい。

 内部にはテレビも設置されていて、救助を待つ間ニュースを見ることもできる。もちろんトイレも考えられているんだろうな!

 部屋の大きさや好みに合わせて、さまざまなサイズやデザインのものが用意されている。色もご要望に応えてもらえるようだ。

 気になるお値段は米ドルで3,000ドル(約433,000円)からとリーズナブル。これだけの機能がついているんだもの、このお値段ならお得なのでは?

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 部屋が狭いと置けないし、重そうなので床がしっかりした家じゃないとダメそうだけども。

ネットユーザーの反応は?

 このトンデモ素晴らしい機能を持ったベッドに対し、海外掲示板やSNSでは様々な感想が寄せられていた。

・で、夜の営みの時の振動は検知されちゃうわけ?
 →オフにする機能があると思う
  →地震が起きたときにオンにする余裕があればいいんだけど

・眠っている時に、足元がなくなって落ちる感覚で目覚めたことはない? アレが現実に起こるってことだよね。超怖い……

・自分は犬と一緒に寝ているんだけど、地震が起きたら愛犬とあの中に閉じ込められるのか……

・酸素ボンベも用意しておいた方が良さそう

・ちょっと激しくやり過ぎちゃったカップルが、突然ベッドに「食われる」シーンが目に浮かぶよ

・普通のベッドで、檻の中かなんかに寝ていた方が現実的だと思う

・地震よりも心臓発作で死にそうだ

・これはただの豪華な棺桶だよ!

・音を出したり、声を増幅して外に届ける機能をつけてほしいな

・閉所恐怖症の私には無理!

 さて、地震国日本に住むみんなとしては、このベッド「あり」だと思うかな?

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