JR若狭本郷駅福井県おおい町本郷)に展示している小浜線公認キャラクター「小浜まい」のパネル展示の取扱いに“不適切な行為”があったとして、駅を管理するおおい町観光協会が9月17日謝罪した。

【画像】貼り紙を張られた「小浜まい」

●「小浜まい」の展示パネルの上半身を隠すように「精算所」の貼り紙

 同協会によると15日、町の火祭り「若狭おおいのスーパー大火勢」の開催において、応援に駆けつけたJR西日本の職員が、利用者対応のために小浜まいの展示パネルの上半身を覆うように「臨時 精算所」の貼り紙をし、キャラクターの顔が一切分からないように掲示した。

 パネルは、モバイルファクトリーが提供するスマートフォン向けゲーム「駅メモ!」シリーズと「北陸新幹線 福井・敦賀開業!でんこと巡る、つながる『ふくい旅』」とのコラボキャンペーンの一環として展示していたもの。

 祭り当日、利用者が発見してXに投稿した写真が物議を醸していた。ネットでは「普通に失礼だとか思わないんかな」「せめて顔以外に貼る選択肢はなかったのだろうか」「いろんな人の想いの詰まった看板だと思うけどね」と問題視する声が多く寄せられている。

●貼り紙をした経緯を観光協会が説明

 同協会によると「利用者対応のために急遽使用したもの」とのことだが、「他に方法があった、またキャンペーン開催中であるにもかかわらずファンの皆様を軽視するような形で使用されたこと、JR若狭本郷駅の管理を受託する当協会の管理不行き届き」だったと説明。「展示パネルの取扱いにおいて、お客様ならびにファンの皆様に大変ご不快な思いをさせてしまい、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。貼り紙についてはすでに剥がされ現状復帰している。

公認キャラのパネルが展示されているJR若狭本郷駅