自然災害で倒壊家屋や土砂に埋もれた人を助ける、災害救助犬。

優れた嗅覚によって1人でも多くの人を見つけるための、重要な役割を担っています。

災害救助犬用のヘルメットが「かっこいい」と話題に

「救助犬の安全を考えて、状況に応じて着用します」

そんなコメントとともに、Xで写真を公開したのは、愛知県豊橋市拠点とする捜索救助犬活動チーム『HDS K9』のXアカウント(@HDSK9_V)。

同チームでは、安全に配慮して、救助犬に犬用のヘルメットを被せることがあるといいます。

「これならケガを防げますね」「とてもクールな!」という声が上がった、実際の写真がこちら。

災害救助犬のヘルメット災害救助犬のヘルメット

近未来感がすごい…!

顔全体がマスクに覆われており、SF映画『ロボコップ』に登場しそうなビジュアルですね。

同チームによると、ヘルメットについて「救助犬の安全を追求したら、かっこよくなった」といいます。

また、着用するタイミングは、災害救助犬をサポートするハンドラーが必要と判断した時や、ヘリやバギーに搭乗する時に、高速で飛び散る小石などから頭部を守るため、装着するそうです。

なお、一部には救助犬にヘルメットを装着することが「かわいそう」という意見もあります。しかし、決して安全とはいえない災害現場では、救助犬にもヘルメットが必要な場面があるのでしょう。

3万件を超える『いいね』が集まった投稿には、さまざまな声が寄せられています。

・犬用のヘルメットがあるなんて知らなかった。犬の安全面も配慮していてすごい!

・ヘルメットをちゃんと付けても、救助活動できるのか。すごいわ。

・これなら救助犬の安全も守られて安心ですね。これからも応援しています。

・ヘルメット1つ被っただけなのに、未来的で強じんに見えます。

・いつも命がけで救助してくれるワンコたちに感謝!

また、「暑そう」というコメントに対しては、「気候など状況を見てヘルメットを付けるか判断している。愛犬を守りたい気持ちでいっぱいなハンドラーが、熱中症の危険にさらすようなことはありえません」とつづっています。

災害現場で命を救うために奮闘する救助犬とハンドラーの貢献には、感謝の気持ちを抱かずにはいられませんね。


[文・構成/grape編集部]

出典
@HDSK9_V