衣類乾燥機があると、干す時に場所を取るシーツや乾きにくい厚手のタオルなども、天気に左右されることなく乾かすことができて便利ですよね。

まだ小さいお子さんがいるご家庭や家族が多いご家庭では洗濯物も多く、日々重宝していることでしょう。

しかし、『乾燥機にかけてはいけないもの』があることをご存じでしょうか。間違って入れてしまうと発火の恐れもありとても危険なのだそうです。

自宅で乾燥機をよく使うという人は学んでおきましょう。

アロマオイルが付いたタオルは乾燥機NG

注意喚起をしているのは、製品評価技術基盤機構・NITE(ナイト)(@NITE_JP)のX公式アカウントの投稿です。

ナイトの投稿では、くらしや産業に役立つ情報を発信しており、それによると、『アロマオイルが付いたタオル』は衣類乾燥機にかけてはいけないのだそう。

普段使うタオルで香りを楽しめるようにアロマオイルを付けたり、アロマオイルを拭き取るためにタオルを使ったりすることもあるでしょう。

どちらも変わった使い方ではありませんが、乾燥機にかけると発火する恐れもあるのだとか。それは一体、なぜなのでししょうか。

オイルと熱で発火の恐れがある

アロマオイルや美容オイル、食用オイルなどは空気に触れると酸化し、熱が発生します。この酸化熱は、常に外気に熱が放出される状況であれば問題はありません。

しかし、乾燥機にかけると余熱により酸化熱がたまり、自然発火の危険性があるのだといいます。

アロマオイルが付いたタオルを乾燥機にかけて自然発火が発生した事例は、アロマオイルを使うエステティックサロンマッサージ店などで実際に報告されているのだそう。ご家庭でも、同様のトラブルが起こる可能性があります。

オイルがタオルに付いても、洗濯してから乾燥機にかけているから大丈夫」と思うかもしれませんが、実は通常の洗濯洗剤でアロマオイルは落としきれないそうです。

そのためオイルが付いたものは乾燥機には入れず、必ず広げて自然乾燥させるようにしましょう。

オイル類が付いたものはすべて要注意

なお、このトラブルはアロマオイルとタオルだけではなく、食用油や機械油なども含めたオイルが付いたものすべてに起こる可能性があります。十分に気を付けるようにしましょう。

アロマオイルそのほかの油類が付いたタオルや衣服などがある場合は、うっかり乾燥機にかけてしまわないよう、事前に分けておくことが大切です。

危険な事故を防ぐためにも、注意すべきポイントを覚えておき、安全に衣類乾燥機を使うようにしましょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
@NITE_JP