中国のSNS・微博(ウェイボー)上で、日本で撮影されたある動画が話題になっている。

微博で430万超のフォロワーを持つブロガーは17日、インスタグラムに投稿された動画を転載した。動画には目の不自由な人が白杖をつきながら点字ブロックの上を歩いていき、上りエスカレーターに乗って上っていく様子が映っており、「Only in Japan(日本でだけ)」との英語の字幕が付けられている。

同ブロガーは「海外のインフルエンサーが日本で撮影した動画をシェアした。目の不自由な人は点字ブロックをスムーズに歩いており、同インフルエンサーはこれは日本だけができることだと称賛しているが、各国のユーザーの間では『わが国にもある』などと論戦が展開されている」と紹介した。

中国のネットユーザーからは「これは確かに日本が素晴らしい」「歩行者の天国と言われるのは、だてじゃない」「点字ブロックの設置と運用においては、日本ははるか先を行っている」「これは日本を称賛しなければならない。中国はこの方面は本当に駄目」「(日本に行った)父親が日本の点字ブロックのくぼみは深く、足で感知しやすいと言っていた」「日本のエスカレーターは音声まで出る」「東京に住んでいた時近くに盲学校があった。生徒たちが毎朝スムーズに登校できるのを見て驚いた」などの声が上がった。

また、「みんな知っている。(中国は)パラリンピックで1位だが、駄目な部分もあるということを」「(中国)国内の点字ブロックはお飾り」「(中国では)点字ブロックは自動車に(駐車されて)占領されるか、壊れているかのどちらか」「中国の点字ブロックは政治的な実績のために作られるだけで実用性はない」「日本のバリアフリー設備は本当に考えがめぐらされている。中国は適当にやったため、障がい者が外出する意欲すらなくなった」「『わが国もできている』と主張した人の中に中国人はいないだろう。その人が世間知らずである場合を除いて」など、中国の現状と比較する声も寄せられている。(翻訳・編集/北田)