「東京コミックコンベンション 2024」(以下、東京コミコン)のメインビジュアルとコスプレコレクションの開催が発表された。本イベントは、2024年12月6日(金)から12月8日(日)までの3日間、幕張メッセにて開催。「デッドプール」シリーズ(過去作はディズニープラスで配信中)に出演のモリーナ・バッカリンら多数の人気俳優が本イベントのために来日。写真撮影会やサイン会の実施が予定されている。

【写真】東京コミコン2024に夫婦で来日するモリーナ・バッカリン

■「東京コミコン2024」の“顔”であるメインビジュアルがついに決定

「東京コミコン2019」(第4回目)の開催から始まったこの企画も今年で6回目を迎える。今回は2024年6月から約3カ月にわたり開催された。プロ・アマ、一般・学生を問わず世界各国からたくさんの力作が到着し、ついに「東京コミコン2024」の顔となるメインビジュアルが決定。応募された数多くの作品の中から見事グランプリに選ばれたのは、VASTARによる作品となった。

VASTARは、台湾で活躍しているストリート・アーティスト。廃材やスプレー缶、廃鉄、木材、レンガなどを用いた「ストリートアート」が得意で、SWATCH、GOGORO、SEGANIKEなど多くのブランドとコラボをはたしている。

今回のグランプリ受賞をうけてVASTARは「喜びと感謝の気持ちだけでは、この感動を表現しきれません。自分の作品が世界に見られるなんて、今でも信じられない気持ちです。でも、マンガという偉大な文化のように、何事も可能なんだと思います。子供の頃、本の中のファンタジーの世界をめくりながら、どんな人にでもなれると夢見ていたように、創作の道を歩む中で、私もその一部であることが本当に嬉しいです。想像の世界の中で、『あなた』が新しい章を開く主人公です!」とのコメントを寄せており、受賞の喜びをあらわにしている。

グランプリに輝いたVASTAR氏作成のメインビジュアルは、「東京コミコン2024」の公式WEBサイトや、パンフレットの表紙、さらにはコミコングッズなどに使用される予定だ。さらに、副賞としてVASTAR氏には、「東京コミコン2024」で作品の展示・販売を行うアーティストアレイコーナーでの出展ブース(1ブース)が授与される。

このコーナーは、マーベル・コミックスDCコミックスなどで活躍するアーティストやクリエイターも毎年参加するスペースだ。なお「東京コミコン2024」の会場ではグランプリ作品だけでなく、優秀賞を含む全応募作品の展示も予定している。

■コスプレファッションショー、コスプレチャンピオンシップが生まれ変わる

2024年のコスプレステージはたくさんのコスプレイヤーから支持を得てきた「コスプレファッションショー」と「チャンピオンシップ」が融合し「東京コミコンコスプレコレクション」ステージが誕生する。2024年はコスプレ衣装の他にもバウンドコーデやアメコミコーデ、ご自慢のファッションなど、様々な衣装やコーデでの参加を募集している。1人での参加や家族、友達、子どものみでも応募可能。さらに、シークレットゲストや多くの著名人の参加も予定している。

■東京コミコンとは

テクノロジーとポップ・カルチャーが融合した日本の新しいコミコンマーベル・コミックスの編集長を長年務め、自らスパイダーマンアイアンマン、X-メン、ブラック・ウィドウなど数多くのキャラクターを生み出した「ポップ・カルチャーの父」スタン・リー(故)、アップル共同創業者の一人で「テクノロジーの王」といわれているスティーヴウォズニアック(以下、ウォズ)との出会いが、「東京コミコン」の始まりだ。

当初はウォズの住むシリコンバレーで開催し、真にグローバルな祭典にしたいというウォズの意向があり、「それならば日本を巻き込まなければならない」と東京での開催を決定。2016年12月に「東京コミコン2016」として実現され、第1回の開催から毎年、海外の俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、過去には東京コミコンの永久名誉親善大使スタン・リー(故)や、クリス・ヘムズワース、オーランド・ブルームどゲストが集結し、ポップ・カルチャーの祭典となってきた。

シリコンバレーコミコン」と対をなす「東京コミコン」は、アメリカンスタイルをベースとしながらも、テクノロジーとポップ・カルチャーの祭典として、既存のコミック・映画・アニメーション等のイベントとは一線を画し、革新性と楽しさを共有する空間を創出。ファミリー層から年配まで、全世代を通じて楽しめるイベントとなっている。

2020年には、初のオンライン(TOKYO COMIC CON WORLD)での開催も行われ、新たな進化を遂げる。2023年5月、初の大阪開催となった「大阪コミコン2023」では総勢8名の来日ゲストが参加し、51,000人以上ものファンが駆け付けた。続いて12月に開催された「東京コミコン 2023」でも数多くのコミコンファンがかけつけ、過去最高の来場者数を記録した。2024年、第2回の大阪開催となった「大阪コミコン 2024」ではマッツ・ミケルセンノーマン・リーダスジェイソン・モモアら総勢11名ものゲストが集結し、前回の大阪を上回る61,828人ものコミコンファンが来場した。

今年は「東京コミコン 2024」が、12月6日(金)から12月8日(日)に開催する。既にセバスチャン・スタン、ジェイソン・モモア、モリーナ・バッカリン、ベン・マッケンジーの来日も決定している。