たまにドライバーが本来のロゴとは違うものをクルマにつけていることがあります。こうした行為は法的に大丈夫なのでしょうか。

個人で楽しむには問題はないが ダサいという意見も

どう見ても国産車なのに海外メーカーのロゴがついているクルマや、レクサスのロゴをつけたトヨタ車などをたまに目にすることがあります。

これらのクルマは、ロゴをクルマの所有者が購入後に付け替えています。ドレスアップカスタムのひとつとして認められていますので、車検にも影響はなく、特に整備不良とされることはありません。メーカー純正の物ではなく、自作したロゴでも、多少のアレンジを加えたメーカーのロゴでもつけて問題ありません。

ただ、「なんちゃってエンブレムの車見つけるとちょっとほっこりします 車検の時恥ずかしいだろうなって笑」「トヨタレクサスのエンブレム付けるとか。ダサすぎてやばかった」といった形で「エンブレムを変更するのはダサい」といったコメントもSNSではちらほらあります。

カー用品店の担当者によると、ボディに付けられたロゴには大きく分けて3タイプが存在するようです。「両面テープで接着」「ピンと両面テープの両方で接着」「ボルトやナットで固定」の3つです。

このうち「両面テープで接着」と「ピンと両面テープの両方で接着」に関しては、ドライヤーで温めて少しずつはがす方法のほか、タコ糸や釣り糸をボディとロゴの間に挟み、ノコギリのような要領で左右に引く方法がはがし易いようです。

ただピン止めタイプの方は、なかなか外れないケースがあり、そのときは、無理にはがしてしまうとボディを傷つける可能性もあるので時間をかけて慎重にはがした方が良いとのことです。また、ロゴはがし用のカーグッズなども販売されています。

一方、ボルトやナットで固定されているものに関しては、専用の工具などが必要になることがあるよといいます。

なお、全て個人の範囲内であればロゴの付け替えは許されますが、他人に偽装ロゴを販売するとなると、商標登録違反で罪に問われる可能性があります。