2024年9月20日、韓国・ニューシスによると、ドイツ・ベルリンに設置された元慰安婦を象徴する「平和の少女像」の撤去が1週間後に控える中、地元議会が存置を求める決議案を可決した。
ベルリン・ミッテ区議会は19日(現地時間)、少女像の永久存置を求める内容を盛り込んだ決議案を可決した。同決議案は緑の党、左翼党、社会民主党(SPD)所属の議員が発議したもの。ただ、決議案に法的拘束力はないという。
区議会の前では少女像の存置に賛成するデモも行われた。現地メディアは「決議案の可決によりミッテ区庁長に対する圧力が強まった」と報じたという。
ベルリン・ミッテ区の公道にある少女像は20年9月25日に現地の韓国系市民団体「コリア協議会」によって設置された。日本政府の抗議を受けミッテ区庁は10月に撤去命令を下したが、コリア協議会の仮処分申請により保留となっていた。
ミッテ区庁長は現在、少女像が設置期限を迎える今月28日までに撤去するよう求めている。また、コリア協議会が少女像を撤去するまで繰り返し過料を科す方針も示しているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「ドイツは尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領や韓国与党よりも積極的に少女像を守ろうとしてくれている。日本の強い圧力にも負けずに…。ドイツの国民のみなさんに敬意を表します」「戦犯国の1つだったドイツは少なくとも反省はしている。歴史の教科書も単独ではなく被害国と一緒に内容をまとめているというのに、日本はとことん自分を被害者と主張する加害者だ」などの声が寄せられている。
また「日本の望み通り撤去されるだろう。韓国の国力がいかに弱いかを示す例だ」「韓国政府は存置要求もせずに何をしているの?」「無能外交か、もしくは韓国政府が撤去を支援したか。この悪夢のような親日政権はいつまで続くのだろうか」など、韓国政府の対応に不満を示す声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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