横浜の中華街で行われた中国の「国慶節(建国記念日)」を祝うパレードの様子に、中国のネットユーザーが反応を示している。
中国のSNS・微博(ウェイボー)で20万近くのフォロワーを持つブロガーは2日、中華街で行われたパレードの様子を写真と共に紹介。「あちこちに中国国旗が見られ、大勢の中国人や華僑が国慶節を祝った」と報告した。写真には漢服を着た大人や子どもが中国国旗を掲げながら行進する様子などが写っている。
この投稿は微博で反響を呼び、「これ(日本の様子)こそが自信と包容力だ」「文明的な国だ。素晴らしい」「日本社会の寛容度はとても高い」「文明こそが自信につながるのだ」「(中国は)包容力もなければ、文明的でもない」といった声が上がった。
また、反日感情が強い中国では日本国旗を掲げて街中を行進することなど不可能との意見も多く、「もし逆だったら大変なことになっていただろうな」「中国では和服を着ただけで殴られる」「わが国の街では日本人が国旗を持って彼らの祝日を祝うことは少ない。和服を着ただけで愛国のじいさんばあさんに非難されるのだから」との声や、「外国人はわが国で国旗を掲げる勇気もなくなった。中国は本当に強大になったものだな」と自国の排外感情を皮肉る声が寄せられた。
一方で、「敗戦国が何を求める」「もし中国が侵略した側だったなら、日本人がわれわれの土地で国旗を掲げるもの気にしなかったかもしれない」「いつか中国国旗を掲げて日本鬼子(日本人の蔑称)をボコボコにしてやれば、俺も寛容になれる。そうなったとしても日本側は寛容さを保ち、自由に五星紅旗(中国国旗)を掲げられるようであってほしい!」などと主張するユーザーもいた。(翻訳・編集/北田)
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