もうすぐ“渋滞ガチャ”解消。
もう「のるかそるか」じゃなくなる!「八木山バイパス」
国土交通省 九州地方整備局とNEXCO西日本は2024年10月2日、福岡県の国道201号「八木山バイパス」について、10月16日(水)5時に車線を切り替え対面通行を解消すると発表しました。
筑豊地域と福岡近郊を結ぶ八木山バイパス(13.3km)では、暫定2車線の道路に並行してもう1本の道路を建設する形で4車線化工事が行われています。
今回、篠栗IC-筑穂IC間(5.7km)において、新しくできた道路を一部供用することで、上下線を分離した運用に。引き続き中央分離帯を施工するなどの4車線化に向けた工事を行います。
この4車線化の完成とともに、八木山バイパスは全線が国土交通省からNEXCO西日本に再移管され、料金徴収が始まります。その時期は2024年度中の予定ですが、具体的な日時は改めて発表するということです。
八木山バイパスはもともとNEXCO西日本の有料道路で、2014年に無料化されましたが、それにより交通量が2倍ほどに増加。2車線の対面通行であるため、ひとたび事故などが起これば大渋滞になるうえ逃げ場がないことから、地元では「のるかそるか」といった意識があると言われます。
このため福岡県は利用者負担による財源確保も視野に4車線化を要望。2024年度に4車線化されるのは、おおよそ半分の区間ですが、これを機に全線で有料となり、残り区間の4車線化は2029年度に完成見込みとなっています。
以前の料金は軽自動車・普通車・中型で530円でしたが、再有料化は軽自動車220円、普通車280円などとなり、ETCも使える予定です。
八木山バイパスの事故などによる通行規制は、コロナ禍以降増加しており、しばしばSNSで「通行止め」「気を付けて」といった利用者の投稿が散見されます。再有料化に反発の声もある一方、「対面通行でないってやっぱり安全だよね」「私は軽自動車220円出してでも八木山バイパス使う」といった声も見られます。
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