実は変わってました。

中央道=最高速度80km/hじゃない!

中央道最高速度が2024年8月から、一部区間で引き上げられています。

中央道といえば、都市部の高架区間のほか、カーブや急勾配が連続する山がちな地形で、全線にわたって法定速度(普通車100km/h)以下というイメージがあるかもしれませんが、実は最高速度が細かく設定されています。

引き上げられたのは東京都内区間で、次の通り。それぞれ最高80km/hから法定速度である100km/h(大型車は90km/h)となりました。

・下り線:三鷹料金所-稲城IC、八王子料金所付近-元八王子バス停
・上り線:元八王子バス停八王子料金所付近、稲城IC-調布IC

これにより都内区間は、下り線が三鷹料金所付近から石川PAの先まで、上り線が八王子料金所の先から調布ICまで、まとまった法定速度区間となりました。

警視庁は都内区間の最高速度の引上げについて、2024年4月の道交法改正で、大型車の法定速度が80km/hから90km/hに引き上げられたことを踏まえ、規制の見直しを行ったとしています。

ただ、都内区間以外は、全線で最高速度が80km/h以下です。トンネル部や急勾配区間では一部70km/hにも設定されています。線形に応じて上下線別で細かく最高速度が設定されているので注意が必要です。

山梨県警は最近、中央道で「可搬式オービス」による速度取締りの予告を公式Xでしばしば発信しています。そこでも「山梨県内の高速道路は、最高速度80km/hを超える場所はありません」と注意を呼びかけています。

中央道下り線、調布IC付近。この区間の最高速度が引き上げられている(画像:写真AC)。