ベトナム最大の都市ホーチミンの小さな店の監視カメラが8月14日、狭い店内での恐ろしいアクシデントの様子を捉えた。店では当時、業務用のサトウキビ絞り機が稼働中だった。米ニュースメディア『New York Post』などが報じた。

事故の発生場所は、ショーケースにドリンクが並べられた店の入り口付近だった。監視カメラの映像には、誰も作業をしていないにもかかわらず、業務用のサトウキビ絞り機が動いたままである様子が映っていた。

その時、サトウキビを持った女性が店の外から来て、サトウキビ絞り機のすぐ隣の狭い通路を、横向きになって通り抜けようとした。

ところがその後、女性が羽織っていたパーカーが、回っているハンドルに引っ掛かってしまい、女性は後方に引っ張られた。

そしてパーカーの一部がハンドルに巻き込まれ、片腕が引っ掛かって背負い投げされるように派手に一回転した。

しかしながら、女性の夫である店主が駆けつけており、機械の電源を手際よく切って、ハンドルに食い込んだパーカーをゆっくりと引っ張り出した。

幸いなことに、女性は頭を床にぶつけることもなく、空中で見事に回転しており、夫の素早い判断で軽傷を負うだけで済んだ。

監視カメラの映像が複数のメディアに紹介されると、人々は次のようなコメントを寄せた。

「これは怖い!」
「機械周辺ではルーズな服は着ないことだね。」
「腕が巻き込まれたようにも見えたけど、大丈夫だったの?」
「腕を脱臼しなかった? 腕がねじれたように見えたけど目の錯覚かしら?」
「なんて冷静な女性だろう。」
サトウキビ絞り機がまるでカンフーをしているみたいだ。」
「これぞ柔術!」
「一本勝ち!」
「夫はヒーロー。素早い行動に救われたね。」

この女性は非常に幸運だったが、ベトナムでは今年5月、合板工場で接着剤ミキサー機に巻き込まれた男性が3日後に死亡した。男性は、大袋に入った小麦粉をミキサーの中に投入していたと伝えられた。

画像は『New York Post TikTok「Juice press flips over and body-slams a woman in freak accident」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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