2024年10月6日、中国メディアの新京報は、国慶節連休が終わりを迎える中で、スーツケースに乗っていた子どもが落下して負傷する自己が多発していると報じた。

記事によると、1〜7日の国慶節連休の終りが近づいた6日、中国応急管理部がSNSを通じて「駅や空港がスーツケースを引いて行き交う人でごった返す中、スーツケースの上に乗った子どもを見かける。楽ちんな子どもの移動方法に見えるが実は大きな危険があり、不注意から子どもをケガさせることになる」と注意喚起を行った。

江蘇省南京市の南京南駅改札口付近では先日、スーツケースの上に乗った女児が落下して意識を失い、一時心肺が停止する事故があった。幸い速やかな心肺蘇生が行われたこともあり女児は意識を取り戻し生命の危険を脱したものの、ネット上で大きな注目を集めた。


また、ここ数年は同様の事故が頻発しており、昨年には広西チワン族自治区南寧市で父親がスーツケースに幼児を乗せて押していたところ転倒し、幼児の下顎から出血したほか、2019年には36歳の女性が娘と一緒にスーツケースに乗って「スケート」していたところバランスを崩して転倒し、腕を骨折する大けがを折う事故も起きた。

同部は「楽をするために子どもスーツケースの上に乗せて運ばないようにするのはもちろんのこと、子どもが乗ろうとするのも速やかに制止するように」と呼びかけている。

この件について、ネットユーザーからは「問題の重点は、スーツケースの上に座ることではなく、子どもに付き添う保護者の注意が足りないという点にある」「この前、父親が息子をスーツケースに乗せたまま下りのエスカレーターに乗せていて腰を抜かしそうになった」「スーツケースに警告表示を付すべきであり、表示がなくて事故が起きた場合にはメーカーの責任も問うべきだ」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻)

6日、新京報は、国慶節連休が終わりを迎える中で、スーツケースに乗っていた子どもが落下して負傷する自己が多発していると報じた。