「My Soul Water アリ水祭り」が、ソウル市でこのほど開催された。ソウル市の水道水は「アリ水」と呼ばれる、ただ認知度は低め。その認知度を市民に広め、水道水に対するネガティブな認識を改善するために、アリ水祭りの中ではいろんなアトラクションが行われた。

 ソウル市長は、「アリ水の水質管理は細心の注意を常にはかっている」と胸を張る。例えば、噴水の水を子供が飲んだとしても、飲料水としての水質基準はばっちりとのこと。さらに、この夏に行われたパリオリンピックのセーヌ川と比べて、その清潔さと安全性を強調している。

 アリ水を当てましょうというアトラクションでは、116人中67人がアリ水だと気付かず、高価なペットボトル水だと答えた。「水道水特有の味がなかった。非常に柔らかでクリアだった」と当てられなかった人たちは、あらためて、アリ水の素晴らしさを評価した。

 水道水を積極的に飲むことは、(少なくとも私たちが生きている限りは)地球に同化しないペットボトルの使用を減らすことができる。また、ウォーターサーバーのように産廃になることもない。炭素排出量も378分の1でしかなく、環境にやさしい。

 アリ水の安全性を試してもらって安心できるように、週末や夜間でも、電話で申し込めば無料の訪問水質検査サービスが受けられる。電話すると5分以内にかけつけるそうだ。昨年は20万6000件の検査申し込みがあり、基準値を超えた事例はなかった。

 いろんな飲み物がある。でも、最強は水ではないだろうか。

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