ガラタサライがナポリからレンタル加入中のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンについて、完全移籍での獲得を画策しているようだ。9日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。
現在25歳のオシムヘンはヴォルフスブルクやシャルルロワ、リールを経て、2020年夏にナポリへ完全移籍で加入。初年度からセンターフォワード(CF)の主軸として活躍し、ここまで公式戦通算133試合の出場で76ゴール18アシストという成績を残している。在籍3年目の2022-23シーズンにはセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝き、33年ぶり3度目のスクデット獲得に大きく貢献した。
今夏には複数クラブからの関心が報じられたものの、ナポリや選手側の要求額を巡って交渉は難航し、欧州5大リーグの移籍市場は閉幕。最終的にはガラタサライに1年間の期限付きで加入することが決定した。新天地ではここまで公式戦4試合に出場し2ゴール4アシストをマークしている。
報道によると、ガラタサライはオシムヘンを完全移籍で獲得したいと考えており、ナポリに契約解除金を支払うことを検討しているという。ナポリ側が設定している契約解除金は7500万ユーロ(約123億円)程度と見られているが、即座に獲得を目指す場合には8100万ユーロ(約132億円)の支払いが必要になると報じられている。一方で、レンタル契約が満了となる来年6月末まで待った場合には、金額は当初の7500万ユーロ(約123億円)になるようだ。
オシムヘンの活躍もあり、現在はスュペル・リグで首位を快走しているガラタサライ。レンタル契約が切れる来夏以降も同選手を留めておくことができるだろうか。
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