近年、各地でゲリラ豪雨が発生し、洪水など多くの被害が出ています。警視庁警備部災害対策課が線状降水帯のもととなる「バックビルディング」が発生する仕組みについて、イラスト付きで紹介しています。

【画像】「バックビルディング」発生の仕組み

●「バックビルディング」の発生が豪雨を引き起こす

 警視庁警備部災害対策課のX(Twitter)アカウントでは、バックビルディングと線状降水帯がどのようなものかと発生する仕組みについて紹介。

 風上側に積乱雲が複数発生し、同じ場所で繰り返し雨を降らせる現象をバックビルディングと呼びます。このバックビルディングにより、複数の積乱雲が列をなして連なると線状降水帯となります。近年全国で発生している局地的な豪雨は、この積乱雲が発達することで起こります。

●複数の積乱雲は豪雨の前触れ……発見したらすぐに身を守ろう!

 同課は、もし上空でこの積乱雲を見たらすぐに避難するなど自分の身を守る行動を、と発信。また、自分が今いる場所だけでなく周囲の雲の状態を確認することも大事だと伝えています。

 同アカウントでは豪雨だけでなく、台風や地震などの災害に備えるための情報も発信しています。これらを参考に防災意識を高めて災害発生に備えましょう。