2024年10月9日、中国メディアの観察者網は、かつてフランスの高級ブランド、ルイ・ヴィトン(LV)のスカーフを身に着けてメディアに登場し注目を集めた広東省珠海市幹部の女性が当局から調査を受けていると報じた。
現在同市監察委員会から調査を受けていると報じられたのは、同市市場監督管理局長の李桃艶(リー・タオイエン)氏。1970年生まれで99年に中国民主同盟珠海市委員会に入り、同市金湾区副区長、横琴新区市場監督管理局長を歴任し、今年4月29日に同市市場監督管理局長に就任したばかりだった。
観察者網は、2022年1月に当時同市政治協商委員で、横琴広東・マカオ深度協力区商事サービス局幹部だった李氏が現地メディアの取材を受けた際にLVのスカーフを着用していたことからネット上で注目を集め、議論を呼んだと伝えている。
李氏が調査を受けている理由については「重大な法規違反の疑いがある」との説明にとどまっており、具体的にどんな法規違反があったのかについては明らかになっていない。
この件について、中国のネットユーザーは「正直、ロゴだらけのスカーフは決して美しくないと思う」「せいぜい数千元のスカーフが理由で調査を受けているのか?」「虚栄心の表れだよね。別に買ってもいいと思うけど、こういうものを公の場で身に着けるのは良くない」「見えっ張りが汚職とは無縁でいられるとは思えない」「このスカーフ1枚なら何の問題にもならないはず。調査結果を教えてほしい」「まあ、調査には耐えられないだろうな、この人」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻)
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