キャサリン皇太子妃が、ウィリアム皇太子と共に英サウスポートを公式訪問した。皇太子妃が公の場での公務に復帰したのは、9月にがんの化学療法を終えて以来、初めてのことだ。皇太子妃はこの日、秋らしいシックな色合いの装いで、市民の前に久しぶりに姿を現した。ケンジントン宮殿の公式SNSがその時の様子を公開すると、「公務ができるほど回復して良かった」といった声が多数寄せられている。

キャサリン皇太子妃は、9月にがんの化学療法を終えたことを報告した。その後、英ウィンザー城で幼児期に関するプロジェクトや、ウェストミンスター寺院で開催予定のクリスマス礼拝の計画に関する会議を行い、徐々に王室での公務に復帰した。

10月2日(以下、現地時間)には、皇太子妃とウィリアム皇太子が、希少がんを患う16歳のリズ・ハットンさんと彼女の家族をウィンザー城に招待し、非公開での対面を行った。

そして10日には、夫妻で英マージーサイドにある町サウスポートを公式訪問した。キャサリン皇太子妃が公の場での公務に復帰するのは、がんの化学療法を終えた後、初めてのことだ。

サウスポートでは7月29日歌手テイラー・スウィフトをテーマにしたダンス教室で、ナイフによる襲撃事件が発生し、3人の子どもたちが命を落とし、成人を含む10人が重傷を負った。

ウィリアム皇太子夫妻は、事件に対応した救急隊員や地域のコミュニティを支援するとともに、子どもを亡くした遺族と対面するために現地を訪れた。

キャサリン皇太子妃はこの日、秋らしい色合いのファッションで、元気そうな姿を見せた。

皇太子妃が着ていたのは、チョコレートブラウンのロングコートだった。ダブルブレストのコートは身体にフィットし、膝下丈のエレガントなスタイルだ。

コートの下には、白い水玉模様を施したワインレッドのワンピースを着用しており、首元からはワンピースの小さな襟と長いリボンがのぞいている。

皇太子妃は髪を下ろし、リーフモチーフのイヤリングを着け、コートと同色のクラッチバッグとパンプスを合わせていた。

ウィリアム皇太子キャサリン皇太子妃は遺族としばらく過ごした後、サウスポート・コミュニティ・センターへ向かい、事件に対応した救急隊員、消防隊員、警察官、そしてサウスポートのコミュニティを支援する医療従事者たちと対面した。

夫妻は事件当時を思い出して涙ぐむ救急隊員らを慰めると、ウィリアム皇太子が「ありがとう。みなさんは真のプロフェッショナルです」と彼らを称えた。

同日、ウィリアム皇太子キャサリン皇太子妃はケンジントン宮殿の公式SNSでサウスポートでの写真を公開するとともに、署名付きのメッセージを添えた。

「私たちはサウスポートの皆さんを支援しています。本日の対面は、想像を絶する悲劇の後、互いに支え合うことの大切さを強く思い起こさせるものでした。これからも私たちの思いと祈りは変わりません。W & C」

投稿には、キャサリン皇太子妃が公の場での公務に復帰したことを喜ぶ声や、サウスポートの人々を支援することに感謝するコメントが寄せられている。

皇太子妃が再び外出する姿を見ることができて、本当に感激しています。」
「公務ができるほどに回復して良かった。治療は大変だったと思う。」
「今日、キャサリン皇太子妃がウィリアム皇太子と一緒に公の場にいる姿を見られて、とても嬉しい! 強く生きてください。」
「襲撃事件で被害を受けた人々に会いに行くという素晴らしい行動。キャサリン皇太子妃は確かに地域に希望をもたらしているわ。」
「思いやりのある行動とはこういうものだ。あなたの優しさは本物です。遺族は本当に多くの苦しみを乗り越えてきただろうから。」

画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「Harvard University」「A heartfelt thank you to the people of Southport for talking about your experiences and honouring the young lives lost.」』『The Prince and Princess of Wales X「We continue to stand with everyone in Southport.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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